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頭痛や肩こりをもたらす頚椎症…自分に合った枕で予防しよう

      2017/01/13

頭痛や肩こりをもたらす頚椎症…自分に合った枕で予防しよう

首の痛みだけでなく、神経に影響を与えてしまう頚椎症は日常生活に大きな支障をきたしてしまう重大な症状です。ですが、日々の生活の中で気軽にできることで予防できますので、頚椎症について知識を深めていきましょう。

頚椎症の症状

基本的に首、手、足のように症状が進むにつれ、身体の下の方に問題が生じてきます。

・首の痛み

首に痛みが生じます。特に後ろにそらしたりする動作で痛みが強くなったり、動作自体がしにくくなったりします。

・頭痛やめまい

頭が痛くなったり、立ちくらみのような症状が出ます

・首や肩のこり

首や肩がこったような状態になったり、張りを感じたりします。

・手のしびれや手に力が入らない

手にピリピリ、ビリビリとした感覚があったり、力が入らない(特に握力の低下)ような状態になります。

・手を上手く使えない

ボタンをうまくかけられなかったり、箸を使えなくなったりします。

・足のしびれや歩行に問題がある

足にピリピリやビリビリとした感覚があったり、上手く足を動かせなかったり、歩けなくなったりします。

・排便障害

症状が悪化するとトイレも上手くできなくなってきます。

頚椎症の原因

頚椎症は、加齢や悪姿勢、むち打ち症などの強い負荷などによって、頚椎の椎間板や関節がすり減ったり変形を生じることで、頚椎の骨が骨棘(こっきょく)と呼ばれる変形性の突起を生じ、それが頚椎を通る神経を圧迫することで発生します。特に変形性頚椎症と呼ぶ場合もあります。

また、似たような原因や症状として、変形した椎間板が神経を圧迫する頚椎椎間板ヘルニアもあります。

無理な筋トレは避けよう!神経にも影響する頚椎椎間板ヘルニア

圧迫される神経は、頚椎の中の脊柱管と呼ばれるトンネル部分を通る脊髄そのものの場合と、脊髄から手や腕、肩などの方向へと、脊髄から頚椎の間を通って神経が枝分かれしていく根本の部分に該当する、神経根と呼ばれる部分の2通りが考えられます。

このうち、前者を原因とする頚椎症を頚椎症性脊髄症、後者を頚椎症性神経根症として区別することがあります。症状としては、脊髄に影響を与える頚椎症性脊髄症の方が重く、また下半身に影響が出るのもこのタイプとなります。

さらに、頚椎性神経根症は、頚椎のどの位置で頚椎症が発症しているかによって、影響を受ける神経根も変わってきますので、症状にも違いが出ます。

頚椎は7つの部分で構成されています。頚椎自体も脊椎の一部を構成しています。頚椎は、頭部に近い方から順に、第一頚椎(C1)、第二頚椎(C2)、最後が第七頚椎(C7)と呼ばれています。

具体的には、C1~C4までの神経根の圧迫は首から上にかけての症状に影響し、C4とC5の間で神経根が圧迫されると、肩や上腕二頭筋にかけて主に症状が出ます。

C5とC6の間で症状が出ると、円回内筋(肘から下の前腕の筋肉)に主に影響し、C6とC7の間では上腕三頭筋などに影響が出ます。

頚椎症の治療法

頚椎症の治療法としては以下のようなことが考えられます。

・薬物

あくまで首の痛みや首・肩のこりや張りなど、軽い症状にとどまる場合に行われます。痛みを取る鎮痛剤やこりや張りを取る湿布などが考えられます。

・理学療法

温熱治療や牽引、電気刺激などにより痛みを取ったり、神経への圧迫を取るようにします。

・装具の使用

コルセットなどで患部に負担を掛けないようにして、神経への圧迫を避けます。

以上の治療方法は、いずれも症状が軽度から中度の場合に用いられます。最終的にある程度まで手術せずに治癒が期待できる状況で行われます。

・手術療法

手足の運動機能に障害が出たり、神経への圧迫度合いが強い場合などは、頚椎の圧迫部分を取り除く手術をする必要があります。

頚椎症の予防法

・枕に気をつける

頚椎は身体の前面に向けて湾曲する形でカーブを描いていますが、この湾曲に合わない高さの枕を使用していると、頚椎に負担が生じ、頚椎症を発症しやすくなります。ですから、自分の頚椎の本来あるべきカーブに合った枕を選ぶと予防になります。

・首のストレッチ

首の筋肉にコリがあったり、おかしな姿勢を続けて筋肉のバランスが悪くなると頚椎症を発症しやすくなります。それを避けるため、首の筋肉の柔軟性を高めておくストレッチをします。

顎を引いて、首を軽く反らすようにするといいでしょう。決して無理はしないでください。

・首の筋力トレーニング

首の筋力が落ちることも、不自然な頚椎の状態をもたらし、それが頚椎症の原因となることがあります。そこで首の筋力を適度に鍛え、適切な頚椎の状態を維持できるようにします。

ただし、首に負荷をかけるということは、むしろ頚椎症を発症させたり悪化させたりすることにつながりかねません。特に一度頚椎症を発症している人はより注意する必要があります。必ず知識のあるトレーナーなどの元について行いましょう。

 - 首の病気