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動脈が破裂してしまう前に…動脈瘤の3つの対処法

      2017/01/13

動脈瘤

動脈瘤は血管が破裂しないと症状に表れず、破裂してしまうと死に至るケースもあるため、大変恐ろしい病気といえます。しかし、日頃から動脈瘤の原因につながりやすい血圧管理をきちんとし、正しい生活習慣を送ることで予防はできるので、ぜひ実践してみましょう。

動脈瘤の症状

動脈瘤はほとんどの場合、血管が破裂(動脈瘤破裂)しない限り症状が表れないというのが大きな特徴です。それだけこの病気は恐ろしいのです。具体的には次の七つの症状になります。

・胸や腰といった身体の深部の痛み

動脈瘤ができると、身体の深い部分に痛みが生じることがあります。その痛みの場所とは胸や腰で、それぞれ胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤と呼ばれています。

・激しい腹痛や腰痛、胸痛

一般的に動脈瘤が破裂すると、腰痛や腹痛、胸痛、それから腕の辺りまで広がる激しい痛みが見られます。こうした症状は、動脈解離の場合もあるため、適切な医師の処置が必要です。ちなみに、脳動脈瘤の破裂による痛みのことをくも膜下出血と呼びます。

・拍動を感じる

脈が打つのを感じます。これは動脈瘤の症状である可能性もあります。

・ショック症状

動脈瘤が破裂してしまうと、意識を失ったり、顔色が悪くなったり、脈が弱くなったり早くなったりします。また、呼吸困難になるというのもよく見られるケースで、このようにショック状態になってしまいます。

・しわがれた声

胸部の大動脈瘤によって動脈にできたこぶが、声帯の神経を圧迫し、しわがれた声になってしまいます。

・食べ物が飲み込みづらくなる

胸部の大動脈瘤によって動脈にできたこぶが食道を圧迫してしまい、食べ物が飲み込みづらくなってしまいます。

・呼吸困難

胸部の大動脈瘤によって動脈にできたこぶが気管を圧迫し、呼吸困難になってしまいます。

動脈瘤の原因

・動脈硬化

大動脈瘤はほとんどの場合、動脈硬化が大きな原因であるといわれています。高血圧や喫煙、それに糖尿病や肥満といったことは、動脈瘤に結びついてしまう危険が高いため、注意が必要です。

・遺伝

生まれつきの遺伝的な病気が原因で大動脈瘤になってしまう場合もあり、その代表的な病気にマルファン症候群が挙げられます。このマルファン症候群という病気は先天性の遺伝子疾患で、日本では全国で約25000人もの患者がいるといわれています。

動脈瘤の治療法

・薬物療法

ほとんどの場合、動脈瘤は症状が見られないケースが多いので、血管の破裂を起こさない限りは大掛かりな治療は必要ないといわれています。

動脈瘤という血管のこぶを破裂させないように、降圧剤などの血圧を下げる薬で様子を見る治療があります。最近では、このこぶ状に膨らんでしまった壁部分を縮めたりする薬も開発されつつあります。

・カテーテル治療

カテーテル治療というのは、動脈瘤のある部分を人工血管で補強する手術のことを指します。このカテーテル治療は太ももの付け根部分を小さく切開し、そこから治療用の管を通します。ですので、他の部分を切開する必要はなく、高齢者や身体に不具合を持つ方にも推奨されやすい治療として考えられています。

・手術治療

動脈瘤の手術ではこぶになってしまった動脈瘤にダイレクトに手を加える治療です。代表的な手術治療としては、こぶがある、もともとの血管と人工の血管を取り替える人工血管置換術などがあります。

動脈瘤の予防法

・血圧をきちんと管理しておくこと

動脈瘤の原因には高血圧などが関係すると考えられているため、日々の血圧管理が重要になってきます。

・規則正しい生活習慣

たとえば、高脂血症や糖尿病という病気は動脈硬化を引き起こしやすく、動脈硬化は動脈瘤と深く関係があるとされています。そのため、上記のような血圧管理の他、コレステロール管理や血糖値管理などが動脈瘤の予防にもつながります。

規則正しい食事や運動などのほか、アルコールの飲みすぎや喫煙などにも注意が必要です。

・定期的に検査を受ける

動脈瘤は破裂した場合など、死に至るケースもある怖い病気ですが、破裂してしまう前にきちんと治療を行なっていれば、破裂も回避できるとされています。ですので、早期の発見が予防のポイントといえるので、定期的な検査が重要となります。

 - 血管・血液の病気