アレルギー・ヘルスケア119番

鼻炎やアレルギー、アトピーや健康全般についての情報サイト。

*

失った手足が痛むことも…義肢についての基礎知識

      2017/01/13

義足・義手

義肢は人の動きたいという思いを叶えるためこれまで発展、進化してきました。万が一義肢が必要となった場合さまざまな問題、悩みが生じることもありえます。そうした時まずこれからパートナーとなる義肢についての知識が必要となるでしょう。

義肢の歴史

義肢は紀元前1500~800年には用いられていたと伝えられています。日本では、1818年江戸時代の歌舞伎役者が初めての義足利用者であり、病気により足を切断せざるをえなくなった際、アメリカの軍医が作ったといわれています。

その後も時代と共に進化し人間の手助けとなり現代まで継承されてきました。

義肢が必要なのはどんな場合?

主に病気や事故で四肢の一部をを切断せざるを得なくなった場合や小児麻痺などで体を動かすサポートのために使われているようです。

また、近年では糖尿病による合併症で下肢切断を余儀なくされているケースが増えてきています。糖尿病による部位切断となる人は年間1万人以上にも上るといわれており、義手、義足をはじめとした義肢はますます必要とされてくることでしょう。

どれくらい不便のない生活が送れるのか

心配の種になるのはお金と日常生活への影響ではないでしょうか。

経済面に関してですが、義肢作成の申請をすることで代金支給が受けられます。義肢は申請して出来上がるまでに一定期間を要します。その間、同時進行で福祉器具が使えるか、住宅改修ができるか、どうしても助けが必要なのはどの場面かなども検討しておく必要があります。

もし何かが必要な場合は福祉相談ができる機関が各地域にあります。市役所などに問い合わせてみましょう。

義肢が必要となると、装着末端とその周辺筋肉が重要になります。この筋力がどれだけあるかによって生活への影響度も左右します。装具自体は体との密着度が高く設計されていますので、動かすという感覚に近いようで動かすためには筋力が必要となってきます。

義肢をうまく使いこなすことができれば、海外旅行や日常生活で困難を感じる場面も少なくなっていくと考えられます。

義肢にまつわる問題

装着部位の皮膚トラブルを起こすことがあります。夏の季節であれば蒸れにより汗疹ができやすくなったり、時には気が付かないうちに傷を作っていたりといった問題が生じる可能性があります。

また、一度合わせて作った義肢も月日が経つとともにサイズが合わなくなり、緩み圧迫などが生じることがあります。皮膚を見て異常がなくても装着時に違和感があったら医師に相談してみましょう。

体のトラブル以外でも、社会生活を背景に精神的負担も大きくかかり、様々な葛藤が生じることが予測できます。

そして、義肢装着者にはしばしば訪れる幻肢痛(ファントム・ペイン)という症状があります。これは、あるはずのない手足が疼痛を起こすという現象です。

幻肢痛には痛み止めなどの薬事的な効果は期待できず、精神的な問題が起因になっていると考えられていますが、現在のところはよく分かっていません。

最新の義肢とはどのようなものか

義肢と聞くと腕と足の装具と思われがちですが、指や肩、足首のサポートを目的とした義肢も開発されており、残存機能の程度により個々に合った義肢が選択されています。

また、現代はロボット産業が盛んになってきており、そのロボット技術を義肢に活かし、人体の筋肉から発生する表面筋電位を感知して動作する義手や義足の開発もされてきています。これからも義肢は発展を続けていくことでしょう。

 - 足の病気・怪我