アレルギー・ヘルスケア119番

鼻炎やアレルギー、アトピーや健康全般についての情報サイト。

*

油断しないで!「いびき」には大きな病気が潜んでいることも

      2017/01/13

「いびき」には大きな病気が潜んでいることも
いびきは睡眠時に発生するものなので本人が気づいていないことも多いものです。しかし、いびきには大きな病気が潜んでいる場合があります。

ここでは、いびきの発生メカニズムといびきに関連する病気について、その予防法と共に紹介したいと思います。

どうして音が出るのか?

眠っているにも関わらず、自分の意思とは関係なく音がするのが「いびき」の特徴です。

音がでるのには気道が関係しています。気道は人が呼吸をするときの空気の通り道となる部分で、口腔の奥、喉の入り口あたりに位置しています。

この気道が何かしらの理由で狭くなってしまうと、呼吸の際に気道を流れる空気の抵抗が大きくなり、気道周辺が震えてしまうのです。その結果、喉の粘膜や軟口蓋(なんこうがい)という部分が振動し、音を発生させてしまいます。

睡眠時の呼吸が気道の周辺を振動させることで発生する音が、いびきの正体なのです。

いびきに関連する病気

いびきは比較的多くの人に見られる症状で、あまり注意しないことが多いですが、実は怖い病気が隠されている危険性があるのです。

まず、問題が無いいびきについて。

疲労や飲酒、風邪による鼻づまりなど、一時的ないびきについてはその原因が取り除かれれば解消するものであるため、特に心配する必要はないでしょう。

しかし、日常的にいびきがあり、家族や恋人などから指摘されるほど音が大きなものである場合、特に注意する必要があります。それは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があるからです。

SASは睡眠中の呼吸が一定時間停止したり、止まりかけたりする病気です。一般的にSASと診断されるのは1時間に5回以上正常な呼吸が止まってしまう状態で、SASになると呼吸が止まる度に睡眠が妨害されるため、眠りが浅くなってしまいます。

そのため、いくら睡眠時間を長くしても満足できる睡眠が取れず、集中力や記憶力が低下したり、日中に居眠りしたりするようになってしうのです。

さらにSASが怖いのは、さまざまな合併症を引き起こしてしまうことです。

睡眠中に呼吸が止まると、血液中の酸素が不足してしまい動脈硬化や不整脈の原因となってしまいます。さらに眠りが浅いと血圧や血糖値が上昇してしまい、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を発症するリスクも増加してしまいます。

日常的にいびきをかいているのであれば、SASになる前に症状を和らげる必要が出てきます。

自宅で出来る「いびき」への対処法

いびきに悩まされている人は、肥満体質である傾向があります。肥満体質になると、喉に脂肪がついて気道が脂肪で塞がれやすくなり、いびきが発生してしまうのです。

そこで、肥満体質の人は食生活を見直して適度な運動を行い、体重を減らすように心がける必要があります。痩せて気道周辺の脂肪が少なくなれ、いびきの発生原因が取り除かれて、自然にいびきが解消することが期待されます。

また、枕の高さが合っていないことが原因で、発生することもあります。高すぎる枕では気道が曲がってしまい、空気の通り道が狭くなり、いびきが発生してしまいます。

逆に低い枕では舌が喉の奥に入り込んで気道を塞ぎ、いびきをかいてしまうことがあります。よって、しっかりと気道を確保するために適切な高さの枕を見つけることが大切です。

さらに、仰向けではなく横向けで眠ることで気道が確保しやすくなり、いびきを防げるようになります。

他にも、睡眠薬が原因でいびきをかいてしまうことがあります。

睡眠薬には呼吸を抑えたり筋肉を緩ませる効果がありますが、睡眠薬を服用すると気道が狭くなっていびきをかいてしまうことがあります。

もし、睡眠薬が原因でいびきをかいているようであれば、一度睡眠薬の服用を停止し、様子を見てみるということも大切です。

いびきへの対処法・病院編

肥満体質でもないのにいびきをかく場合、扁桃腺が肥大している可能性があります。

扁桃腺は喉の奥にあるリンパ組織で、5、6歳の頃には大きいものですが、思春期になると徐々に小さくなっていきます。しかし、この扁桃腺が大人になっても大きいままであると、気道を圧迫していびきを発生させることがあるのです。

その場合、扁桃腺の除去手術を受けることで、いびきを軽減することが可能です。扁桃腺の除去手術は通常全身麻酔で行われ、1週間から10日間ほど入院することで実施されます。

さらに、病院を受診しSASと診断された場合には、生活習慣の改善を図るための指導が行われるとともに、CPAPと呼ばれる治療器を用いた治療が行われることがあります。

CPAPは酸素マスクのような鼻に装着するタイプの装置です。CPAPを装着したまま眠ると、装置が空気を送り続け気道を確保し、睡眠時に呼吸が止まることを防ぎます。

ただ、CPAPはSASに対する対処療法として行われるものですので、生活習慣の改善で肥満を解消することが、いびきの治療法となります。

いびき防止する方法

現在、いびきを防止するための様々なグッズが販売されています。

まず、気道を確保することが大切ですが、鼻にテープ状の鼻腔拡張グッズを貼って眠ることで気道が確保しやすくなり、いびきを防ぐ効果が得られます。

また、舌が喉を塞いだり、顎が小さいことでいびきが発生したりしている場合には、マウスピースの装着もいびき対策として効果があるでしょう。

さらに、自分がいびきをしているかを確認するために便利なのが、スマートフォンの睡眠アプリの活用です。

睡眠アプリの中には、異音を探知すると自動で録音する機能がついたものがあります。そのような睡眠アプリを起動したまま眠れば、自分がいびきをかいているか、あるいは無呼吸の状態になっていないかを自分で確認できるようになります。

 - 眠りに関する病気