アレルギー・ヘルスケア119番

鼻炎やアレルギー、アトピーや健康全般についての情報サイト。

*

子どもが突然泣き叫ぶ!それって夜響症かも?原因と対処法

      2017/01/13

子どもが突然泣き叫ぶ!それって夜響症かも?原因と対処法
夜驚症とは夜泣きのように、子どもが大声で泣き叫んでしまう症状のことです。

この夜驚症は子どもに見られる特有の症状で、その症状の激しさゆえに親は不安を抱きますが病気とは異なるものです。

ここでは親が余計な心配をしないで済むように、夜驚症の症状と原因、さらに対策について紹介します。

夜驚症の症状

夜驚症(やきょうしょう)とは、睡眠中の子どもが突然目を覚まし、大声で泣き叫ぶ症状のことです。

この夜驚症は3歳~6歳くらいになるまでの幼児によく見られる症状で、5%前後の幼児が経験しているとする調査結果もあります。

また夜驚症については夜の睡眠中に発症することが多いものの、昼寝の最中や、昼寝から目覚めた直後に発症する場合もあります。通常、夜驚症は眠りについて2時間以内に発症することが多く、夜の深い時間帯や早朝の起床時間帯に発症することはほとんどありません。

夜驚症となった子どもは、30秒から5分ほどの間、恐怖心にかられて泣き叫び続けます。その間、親がいくら呼びかけても正常な意識を取り戻すことがありません。その後で再び眠りにつき、翌朝目覚めた時には、夜驚症で泣き叫んでいたことを本人は忘れてしまっているのが通常です。

このように夜驚症は泣き叫ぶだけではなく、意識が完全には覚醒していない状況で発生するのが特徴となっています。

夜驚症の原因

このように夜驚症は子ども特有の症状ですが、その原因については睡眠障害と子どもの脳の発達状態から説明されることが多くなっています。

夜驚症は子どもに見られる症状ですが、幼少期の子どもの脳は大人と比べると未発達な状態です。そのような未発達な状態の脳が睡眠中に何かしらの刺激を受けると、それをキッカケにして夜驚症を発症するのではないかと考えられているのです。

さらに幼少期には睡眠のリズムが大人のようには完成していません。睡眠のリズムが不安定であれば、うまく睡眠することができず、ちょっとしたキッカケで脳が半覚醒の状態となって夜驚症を引き起こしてしまう可能性もでてきます。

このように夜驚症は、子どもの未完成な脳と睡眠リズムの乱れから引き起こされるものと考えられていますが、現在でもその正確な原因究明はできていないというのが実情です。

さらに夜驚症の原因としては、子どもの恐怖心が関わっているとする指摘もあります。夜驚症の子どもは恐怖心にかられている場合が多く、日常生活で経験した何かしらの恐怖体験が、睡眠の最中に呼び起こされて夜驚症を発生させている可能性が指摘されているのです。

夜驚症と夜泣きの違い

夜驚症とよく似た症状に夜泣きがあります。夜泣きは生後数週間が経過すると症状が発生し、乳幼児を通じて続くもので、夜に突然乳幼児が泣き始めてしまう症状のことです。

夜泣きは乳幼児が夜眠っている時、突然泣き出してしまうものであるためその症状は夜驚症とよく似ています。さらに夜泣きの原因ついて、はっきりとしたところが原因不明である点も夜驚症と類似しています。

しかし夜驚症とは異なり、夜泣きでは乳幼児が自らの意思に基づいて泣いています。夜驚症では半覚醒の状態で子どもが泣き叫ぶため、親があやしたりすることができず、親は子どもが落ち着きを取り戻すのを待つことしかできません。

しかし夜泣きでは、乳幼児が自らの意思にもとづいて泣いているため親が対処することが可能です。

おむつが濡れている、お腹がすいている、というような具体的な理由に基いて泣いているのであれば、その理由を親が解消してあげれば乳幼児は泣き止むこともあります。また夜泣きで泣いている乳幼児を抱きかかえてあやすことも可能です。

このように比較してみると、半覚醒のパニック状態となって泣き叫んでしまう夜驚症のほうが、親が介入できない分、夜泣きに比べて対処するのが困難だと言えるかもしれません。

夜驚症への対処法

夜驚症については子どもの頃に見られる特有の症状で、成長に従い脳が成熟してゆくと、その症状は自然とおさまります。

夜驚症はその症状が激しいものであるため親は動揺し心配してしまうものですが、病気ではないため特に子どもを通院させる必要はありません。自然に子どもが成長することを見守っているだけで大丈夫なのです。

ただし夜驚症の症状を発症したことを子どもは覚えていません。そこで子どもに心的なストレスを与えないために、翌朝になっても子どもを叱ったりしないように心がける必要があります。

また日常の恐怖体験が夜驚症を引き起こしている可能性もあるため、なるべく子どものケアに務め、子どもが怖い思いをしないで済むように配慮してあげることも大切です。

ただ、あまりにも夜驚症の症状が激しく心配である場合には、医療機関に通院し、睡眠のケアをしてもらうことで夜驚症の対策ができます。睡眠薬を処方してもらい、睡眠のリズムを整え深い眠りに入れるようにしてあげると、夜驚症の症状が穏やかにできる場合があります。

また子どもが夜驚症の症状を見せている場合に注意が必要となるのは、てんかんの可能性です。てんかんの発作が起こると、手足がけいれんしたりする症状を見せますが、まれに睡眠時にてんかんの発作が起こることがあるのです。

この睡眠てんかんが起きると、奇声を発することがあり、夜驚症との区別がつかなくなるのです。

寝入って2時間以内ではなく、起床の直前などに発作が発生しているようであれば、てんかんの可能性が疑われます。そこでてんかんの心配があるのであれば、医療機関を受診し、脳波の検査を受ける必要が出てくるのです。

 - 精神・心の病気