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特定の地域で発症する奇病!日本の風土病、種類と症状とは?

      2017/01/13

特定の地域で発症する奇病!日本の風土病、種類と症状とは?
風土病は特定の地域に限って発症する病気のことで、死に至る場合もある危険な病です。

風土病には感染経路が断たれて終息宣言が出されたものがありますが、未だ現役で感染者を生み出しているものもあります。

ここでは終息宣言が出された風土病と、現在でも注意が必要な風土病について紹介したいと思います。

風土病とは

風土病は、ある特定の地域に限って発症する病気のことです。

ある土地の風土や気候、そこに生息する生物や昆虫、土壌などの自然環境と、その土地ならではの風俗や生活風習が関係することで生じる特殊な病気が風土病で、地方病と呼ばれることもあります。

風土病の多くは感染症で、人や動物を介して流行し、他の地方に感染が広がる場合があります。しかし感染の形態をとらない風土病もあります。

感染性の風土病の原因は特定の病原体にあり、ある地域に生息する病原体に人が感染することで症状が発症します。マラリア、コレラ、ペストや赤痢なども、ある地域に生息する特定の病原体が原因でこれらの病気には風土病的な特徴があります。

また熱帯地帯に特有の病気は熱帯病と呼ばれることがありますが、これも風土病の一つとなります。

終息宣言された日本の風土病

日本においても昔から各地で風土病は見られ、現在では終息宣言が出されたものが複数あります。終息宣言が出された代表的な風土病は日本住血吸虫病です。

日本住血吸虫病は、日本住血吸虫症とも呼ばれている風土病で、山梨県の甲府盆地を中心に茨城県や千葉県の一部などで発生することが知られた重たい病気でした。

日本住血吸虫病は、日本住血吸虫という寄生虫に感染することにより発症します。その症状は発熱、腹痛や下痢の他、肝臓や脳への炎症、さらに肝硬変をともなう腹水など、症状が重たいものが特徴で、感染による死者も発生していました。

日本住血吸虫病の発症が最も多かったのが山梨県の甲府盆地でした。事態を重く見た山梨県は、日本住血吸虫の中間宿主であるミヤイリガイの駆除を行い、1978年を最後に感染者の発生を抑えることに成功しました。

その後、1995年に日本住血吸虫病の終息宣言が出されることになり、日本住血吸虫病は存在しない病気となりました。

また、三重県四日市市の日永地区を中心とした風土病に日永肝炎がありました。

日永肝炎が発見されたのは1966年です。調査結果から日永肝炎はウィルス性の肝炎であることが判明し、時間の経過により肝炎患者の数は減少し、やがて終息宣言が出さることとなりました。

今なお残る日本の風土病

終息宣言が出された風土病がある一方、日本には未だ終息していない現役の風土病が存在しています。現在にも残る日本の風土病で代表的なものが、日本紅斑熱です。

日本紅斑熱は日本紅斑熱リケッチアという病原菌に感染することで発症する風土病で、マダニに刺されることで感染します。

日本紅斑熱は1984年に徳島県で発見されてから、関東より西の地域で発生しています。その症状は頭痛や発熱、筋肉痛などで、年に数名の死者が発生しています。

ツツガムシ病も現役の風土病としてよく知られています。ツツガムシ病は、ツツガムシリケッチアという病原菌に感染することで発症するもので、病名の通りツツガムシに刺されることで感染します。

ツツガムシ病に感染すると、39℃以上の発熱や全身の発疹などの症状が出ます。さらに症状が重くなると多臓器不全などで死亡する場合もあり、感染が疑われる場合には早期の治療が必要となります。

ツツガムシ病は山形県や秋田県などの東北地方で発症することが多くなっています。

 - 感染症・性感染症