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天気によって体調が変化する…気象病の症状と対処法

      2017/01/13

天気によって体調が変化する…気象病の症状と対処法
身体のどこにも異常がないのに、季節の変わり目や天気の変化に伴って頭痛やめまいがする場合には気象病が疑われます。

ここでは気象病の原因と症状、その対処法について分析するとともに、気象病にならないためにはどう過ごせばいいのか検討したいと思います。

気象病とは

気象病とは天気や気候の変化を理由として体調が悪化する病気のことです。気象病は近年になって知られるようになった新しい病気で、その原因についてははっきりと特定されていません。しかし気象病の大きな原因には、気圧の変化があると考えられています。

耳の奥には内耳という気圧を感じる器官があり、通常、気圧の変化に応じてこの内耳から脳へ信号が送られています。

しかし気圧の変化に内耳が対応できず誤った情報が脳に送られる場合があり、そのような時には乗り物酔いの時のようなめまいや体調不良が発生し、気象病が引き起こされていると考えられているのです。

さらに気圧が変化すると、血管の収縮や拡張が起きます。低気圧が上空をおおうと血管にかかる圧力が減少し血管が拡張します。そうなると血流の流れが悪くなり、体調不良になりやすくなってしまいます。

さらに脳の血管が拡張すると、脳の神経細胞を圧迫して頭痛を発生させてしまうこともあります。

このように気圧の変化が内耳や血管に影響を与えて様々な体調不良を引き起こしているのが気象病なのです。

気象病の症状

気象病の症状には個人差があるものの、たくさんの症状が知られており代表的なものとして次のような症状があります。

・片頭痛
気圧の変化で脳の血管が拡張することで周囲の神経を刺激し、こめかみの辺りをズキズキとした痛みが走るようになります。

・めまい
身体の平衡感覚を保つ内耳が気圧の影響で正常に働かなくなり、乗り物酔いの時のようなめまいを引き起こします。症状が悪化すると、吐き気を引き起こすこともあります。

・関節痛
気圧の変化で血管が拡張し、血液の流れが悪くなることで痛みを生じやすくなります。昔から関節痛を持っている場合にその痛みが激しくなるのがよくある症状で、他にも古傷が傷んだり、リウマチ痛が悪化するというケースもあります。

・その他の症状
気象病は精神面に与える影響もあります。身体がだるくなってやる気が出ず仕事や勉強に集中できなかったり、不安感が高まり軽いうつ症状になってしまったり、あるいは急な眠気におそわれて活動できなくなったりすることがあります。

さらに気象病を甘く見て放置していると、うつ病を本格的に発症する危険性もあります。

気象病の対処法

このように様々な症状を引き起こすのが気象病です。気象病の症状が出た時にはその症状に応じた対処法を選択する必要があります。

片頭痛に苦しめられた時には、頭部や首を冷やすことで拡張した血管を縮めることが効果的な対策となります。頭痛の発生時にマッサージしたり入浴して身体を暖めると、血管が拡張して頭痛が悪化してしまう可能性があるため、患部を冷やすことが重要となります。

次にめまいや吐き気などが発生した場合には、酔い止め薬の服用が効果的です。気象病によるめまいや吐き気は、内耳の調子が悪くなっていることが原因で、その体調不良のメカニズムは乗り物酔いの時と同様です。

酔い止めの薬には、内耳の機能を回復させる成分が含まれているため、酔い止め薬の服用で症状を和らげられる可能性があるのです。

さらに気象病には漢方薬を使った対照法もあります。漢方薬には内耳や血流に良い効果を与えるものが存在しており、服用することで気象病に対処することができます。

たとえば苓桂朮甘湯(りゅうけいじゅつかんとう)は内耳のリンパ液を増やす効能があり、気象病によるめまいや吐き気を和らげる効果が期待されます。

また冷え性対策の漢方薬として知られる冠元顆粒(かんげんかりゅう)を服用すれば、血行や改善されて関節の痛みを和らげる効果が得られます。

気象病の予防法

気象病の予防には、第一に体質改善が重要です。日頃から適切な運動を心がけ、太陽光を浴びて健康的な生活を送るように心がけることが大切です。健康的な生活を送ると身体の血液循環が改善され、気象の影響によって血流が乱れることを防げるようになります。

さらに気象病の予防には規則正しい生活が必要です。夜更かしをしたり、睡眠時間が不規則に乱れると自律神経が乱れてしまい、気象の変化による影響を受けやすくなります。就寝時間と起床時間をきちんと定め、十分な睡眠時間を確保し、余計なストレスを抱え込まないように過ごすことが大切です。

また気象病の予防に効果的なツボも存在しています。手首の側にある内関(ないかん)と呼ばれるツボは乗り物酔いに効くツボとして知られており、乗り物酔いと同じメカニズムで発生する気象病についても効果があることが知られています。

内関は手首から下に3㎝ほどのところにあるくぼみに位置しています。このツボを親指でかるく押すようにして刺激すれば、気象病の予防に役立ちます。天気予報などで低気圧が接近している時、この内関を刺激するようにすれば、効果的な気象病対策となるのです。

 - 脳・頭部の病気