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人体に危険な毒ガス発生!洗剤を混ぜてはいけない理由

      2017/01/13

人体に危険な毒ガス発生!洗剤を混ぜてはいけない理由

洗剤は日常的に使用するものですが、複数の洗剤を混ぜあわせると危険な塩素ガスが発生する場合があります。

どのような洗剤を混ぜあわせると危険なのか、また塩素ガスを吸い込むとどのような症状が発生するのか、ご紹介したいと思います。

混ぜてはいけない洗剤の組み合わせ

洗剤にはその用途や洗浄力に応じて様々な種類のものが存在していますが、洗剤も化学薬品であるためその取扱いには注意が必要です。特に取り扱いの注意が必要なのは、塩素系漂白剤と酸性洗剤です。

塩素系漂白剤は殺菌効果が高く、カビ取り剤や食器の洗浄剤として台所で使用されることが多くなっています。

また酸性洗剤はトイレ用洗剤として多く使用されているもので、頑固な汚れや黄ばみ、水垢などを洗浄する高い能力があります。酸性洗剤は汚れに塗って時間を置くことで、より高い効果が得られるという特徴があります。

この塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜあわせると化学反応が発生し、人体に影響をあたえる有毒ガスが発生してしまいます。

どのような有毒ガスが発生するのか

塩素系漂白剤と酸性洗剤が混ぜ合わさると、塩素系洗剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムという成分と、酸性洗剤の主成分である塩酸が化学反応を起こします。この化学反応の結果、水と塩と塩素ガスが発生します。

ここで注意が必要なのは塩素ガスについてです。塩素ガスは非常に有毒で人体に危険を与えるものであるため、塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜあわせてはならず、塩素系漂白剤には混ぜるな危険という表示がなされているのです。

有毒ガスの危険性

塩素ガスは第一次世界大戦で毒ガス兵器として使用されたこともあるほど危険性の高いものです。その吸収量によっては命を失う危険性もあります。

塩素ガスを吸い込んだ場合の症状は、ガスの濃度と体内に吸収した量によって異なります。症状が軽微な場合には、咳や涙が出て胸を焼くような不快感が生じ、頭痛がしたり大量の汗が出でてきます。さらに嘔吐する場合もあります。

症状が重症となると、眼や鼻、口などを焼くような刺激に襲われ、涙と鼻水が出て嘔吐し、めまいがしたり、失神することもあります。さらに肺水腫や気管支肺炎といった呼吸器系の症状も発症し、後遺症として肺機能障害が残る場合もあります。

さらに症状の発生中に失神して倒れこんだりすると、低酸素血症を引き起こし、最悪の場合には死亡してしまいます。

しかし幸いにも、塩素ガスは3ppmというレベルで臭いを感じます。塩素ガスの致死量は1000ppmとされており、30ppmの塩素ガスを吸い込むことで、軽い症状が出始めます。

さらに塩素ガスは空気よりも重く、発生した場所に留まる性質があります。

もし塩素ガスの臭いを感じた場合には、身体の位置を高く保って移動し発生箇所のドアを閉めるなどしてガスが漏れないようにし、ガスの発生箇所からいち早く逃げる必要があります。

 - 肺・気管支の病気