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正しく理解してる?今更人に聞けない血圧の基礎知識!

      2017/01/13

正しく理解してる?今更人に聞けない血圧の基礎知識!
私達の健康のバロメーターとして、よく挙げられるものの一つに血圧があります。

体調が悪化したりすると、極端に血圧が高くなったり低くなったりしますし、日常から血圧が高かったり低かったりする場合、それ自体が一種の病気として扱われることもあります。

ただ、一般的に高血圧や低血圧といいますが、数値はともかく具体的にどういう現象なのかと問われると、なかなか明確に答えられない方も居るのではないでしょうか?

ここでは、そんな血圧について、詳しく説明していきたいと思います。

そもそも、血圧とはなにか(上や下とは?)

血圧という言葉から、簡単に「血の圧力」だろうという予想を出来る方は多いかと思います。実はそれでほぼ正解と言え、心臓が血液を送り出す際に、その血液の流れによって血管内に掛かる圧力というのが具体的な答えになります。

当然、血管内にはどこにでも血圧が掛かっているわけですが、一般的に血圧という時には、動脈に掛かる圧力を言います。

特に上腕動脈についての圧力の値(上腕血圧)であることがほとんどですが、近年では中心血圧と呼ばれる、心臓に近い大動脈に掛かる圧力も、血圧が内蔵や脳に掛ける負担を考慮する際に参考にされることが多くなってきています。

通常、血圧の単位はmmHg(水銀柱ミリメートルもしくはミリメートル水銀柱)で表記されます。これはまさに圧力の単位で、1mmHgとは標準気圧の760分の1になります。

さて、血圧の値は一般的に上下の値が併記されますが、これはどうしてでしょうか?それは、心臓が収縮して血液を送り出す力が強まる時、その後拡張して血液を送り出す力が弱まる時に、それぞれ血圧が変化するからです。

収縮の際に一番高くなる血圧を収縮期血圧(上の血圧)、拡張の際に一番低くなる血圧を拡張期血圧(下の血圧)と呼びます。

関連して、血圧を決める要素は単に心臓の収縮や拡張によって送り出される血液の圧力だけではありません。血管自体の抵抗や弾力性、収縮、拡張、または血液の状態(いわゆるサラサラ、ドロドロなど)も影響します。

血圧の正常値・異常値とは?

一般的に血圧の上下には、それぞれ正常値と呼ばれる値が設定されています。逆にその範囲を外れたものは異常値となります。

上の血圧、下の血圧のどちらかでも基準値を上回った場合には高血圧、上の血圧のみが基準値(後述するものの、科学的に明確な基準は現在存在しません)を下回った場合には低血圧と呼びます

一般的に高血圧と呼ぶ場合、上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上のことを言います。どちらかでも基準値を超えれば高血圧となります。

低血圧は、上の血圧が100mmHg未満(以下とする場合もあります)や80mmHg未満であれば低血圧とされる場合がありますが、明確な基準が存在していません。

低血圧の場合、他の病気の原因になることがないと考えられているためのようです。ただ、日常生活には影響する場合がありますので、決して良いというわけではありません。

因みにこの基準は病院などで計測した場合の値であり、家庭などで落ち着いた状態では血圧が下がる傾向にありますので、家庭で計測した場合(家庭血圧)には、 上の血圧が135mmHg、下の血圧が85mmHg以上は高血圧と言えます。

一般的には上の血圧が130mmHg、下の血圧が85mmHg未満が正常血圧とされていますし、上の血圧が120mmHg、下の血圧が80mmHg未満が至適血圧と呼ばれる、循環器系の病気になるリスクが最も低い血圧とされています。

ただ、年齢などによっても正常値は変化し、一般的に年齢が上がれば上がる程、上の血圧の基準値も上がります。一方で、下の血圧の基準値は必ずしも上がり続けるわけではありません。

血圧が上がるのはどんな時か

血圧は様々な要素で上がります。健康体であっても、精神的に興奮したり、外気温などによっても一時的に変化します。ただ、その他の原因によっても血圧は上昇します。

・遺伝や生活習慣が原因
遺伝や食生活などの生活習慣によって継続的に血圧が上がるものです。食生活では特に塩分の摂り過ぎが影響します。運動不足や継続的なストレス、肥満、加齢なども影響します。一次性高血圧とも本態性高血圧とも呼ばれます。

・病気や薬剤が原因
腎臓の病気やホルモンの分泌異常、動脈硬化や血管の詰まりなど血管性の問題、薬剤の副作用などにより血圧が継続的に上昇するものです。二次性高血圧とも呼ばれます。

・特殊な原因
早朝や睡眠中に血圧が上がる、それぞれ早朝高血圧や夜間高血圧のような場合や、妊娠時に血圧が上がる妊娠高血圧症候群が挙げられます。

基本的に高血圧は、循環器系を中心に身体に大きな悪影響を与えるので、血圧を下げる必要があります。

血圧が下がるのはどんな時か

一方、血圧が下がる場合も、健康体であっても精神状態や外気温に左右されますが、他の要因もあります。

・遺伝や体質
遺伝的な問題や自律神経の問題で副交感神経が優位になったままだったりすることで、血圧が継続的に下がります。

・病気や薬剤が原因
心臓関係の病気で血液を送り出す力が弱い場合や、身体の内部での出血、胃・十二指腸潰瘍での栄養障害、糖尿病、低血糖、薬剤の副作用などによって、継続的に血圧が下がります。二次性低血圧や症候性低血圧とも呼ばれます。

基本的に一次性低血圧の場合には、大きな問題とはされていません。

 - 血管・血液の病気