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実は必要不可欠!悪玉、善玉コレステロールの基礎知識

      2017/01/13

実は必要不可欠!悪玉、善玉コレステロールの基礎知識

コレステロール=悪と思われがちですが、実は人間の体に必要な成分でもあります。しかし、ときにコレステロールは私たちの体を蝕み動脈硬化を起こす要因にもなります。

今回はそんなコレステロールについて詳しく書きましたので参考にしてください。

コレステロールって一体なに?

コレステロールは脂質成分の1種で身体にとって大切な成分です。胆汁を作る時や、血管の状態維持にも利用され、そのほかホルモンの生成にも用いられています。

コレステロールは、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と、善玉コレステロール(HDLコレステロール)の2つに分けられ役割が異なり、主に血液中もしくは肝臓に存在しています。

ちなみに中性脂肪という脂質成分もありますが、コレステロールとは異なり体の皮膚の下や血管を包む膜などに蓄積されており、糖分が欠乏した時のエネルギー源として利用されています。また体熱の保温を目的として蓄積され、世間一般では体脂肪として認識されています。

コレステロールとの関係は後程ご説明するとして、先ほど記述した通り、コレステロールの役割はホルモンや胆汁の生成、血管の状態維持に使われる成分です。決して体に悪い存在ではないということを知っておきましょう。

コレステロールが高い/低いとどうなる?

・コレステロールが高い
コレステロールが高い、すなわち中性脂肪が増えると体内の善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減少し、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増えて動脈硬化を引き起こすリスクが高まります。

動脈硬化になると様々な病気を誘発します。例を挙げますと、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳梗塞、脂質代謝異常、甲状腺機能低下症、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症などがあります。

・コレステロールが低い
先程の例とは逆に中性脂肪が減るとHDLコレステロールが増え、LDLコレステロールが減少します。LDLコレステロールが減少したからといって病気にならない!と、いうわけでもありません。

コレステロールは体に必要不可欠なものなので、極端に減ってしまうとむしろ、病気にかかるリスクも高まってきます。例を挙げますと、栄養吸収障害、肝硬変、低βリポたんぱく血症、脳卒中などがあります。

またコレステロールが低くなると免疫力が低下するのでがんのリスクが高まります。

以上をふまえまして、コレステロールは高すぎても低すぎても体にはよくないということがわかります。

悪玉コレステロールと善玉コレステロールって?

先程から記述しています通り、コレステロールには悪玉コレステロール(HDLコレステロール)と善玉コレステロール(LDLコレステロール)の二種類があります。

悪玉と呼ばれる「LDLコレステロール」には、肝臓で作ったコレステロールを血中に乗せて各器官へ運ぶ役割があります。また善玉と呼ばれる「HDLコレステロール」は余ったコレステロールを肝臓へ戻す役割があります。

この二種類のコレステロールは中性脂肪と深く関与しており、均衡を保つように相互し合っています。もし中性脂肪が増えればHDLコレステロールが減少し、LDLコレステロールが増える。中性脂肪が減少すればHDLコレステロールが増え、LDLコレステロールが減少します。

すなわち、コレステロールが高いと、HDLコレステロールが減ってしまい、余ったコレステロールを回収できなくなるため、運ばれたコレステロールが組織にたまり、動脈硬化を起こす。という仕組みになっています。

LDLコレステロールが血液中に増えすぎると、動脈硬化を起こすリスクを高めたりするので、悪玉コレステロールといわれます。

また、HDLコレステロールは余分なコレステロールを肝臓へ運び、ホルモンや胆汁の材料になったりします。これらの役割を担ってくれる事が体にとって良い働きといえるので、善玉コレステロールといわれます。

悪玉と言ってもその存在自体が悪なわけではないのです。悪玉も善玉も生きるのに必要不可欠な存在なのですよ。

コレステロールと卵

コレステロールと卵の関係はいくつも議論されており、コレルテロールと卵の関係は永遠のテーマかもしれません。ちなみに卵1個には約210mg程度のコレステロールが含まれていると言われています。

しかし、卵にはたんぱく質やビタミン、ミネラルなども含まれています。またコレステロールを多く含んでいるのは卵黄であり、卵白内にはコレステロールは含まれていません。

卵白は良質なたんぱく源であり栄養価値の高い食べ物ですし、積極的に摂取したい食べ物です。卵のようなコレステロールを含む食べ物とうまく付き合う為に、まずは自身のコレステロール値を知ることが大切でしょう。

コレステロールを正常に保つにはどうすればいいのか

もし、コレステロール値が高い場合数値を下げることはもちろん、いかに脳梗塞や心筋梗塞のような病気を防ぐかということが大事になります。そのため自身のコレステロール値を知って、過剰な数値を少なくするための対策が必要となってきます。

コレステロール値を下げるには運動・食事・薬剤を使った方法が効果的です。LDLコレステロールが高い場合はコレステロールを多く含む食物のとり過ぎに注意しましょう。

また、中性脂肪が高くてHDLコレステロールが低いという場合には、甘いものや脂肪の多いもの(特に動物性の脂質)、揚げ物といった中性脂肪の元になる食物を控えることが大切です。

そして肝臓のダメージはコレステロール値に大きく関与します。よって肝臓を傷つける可能性のあるアルコールの量も調整したほうがより効果的と言えます。

また食物繊維は脂肪を含んだ胆汁を吸着させ余分なコレルテロールの排泄を手助けします。食事の際は食物繊維も摂るよう心掛けるといいでしょう。

運動もコレステロール値を下げる手助けとなりますが、運動自体でコレステロールは消費されません。運動をすることで中性脂肪を燃焼させHDLコレステロール量を回復する目的で運動は行います。

持病の関係で運動の制限がある方もいらっしゃるかと思います。自身の状態をもとに主治医へどのくらい運動すればよいのか相談してみましょう。

食事・運動でコントロールが図れない場合は薬剤に頼る必要があります。ただ生活習慣を見直さず薬剤に頼っても改善は難しいものです。さらには薬には副作用があるものもあります。生活習慣を見直し、できるならば薬を飲まないで正常に保てることがベストではないでしょうか。

ぜひ普段の生活を見直しコレステロールとうまく付き合いながら日々を健康に過ごしたいものです。

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