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不思議の国のアリス症候群は大人もなる?原因は何?

      2017/01/19

不思議の国のアリス症候群ってなに?原因や治療法など

『不思議の国のアリス』と言えば世界的に知られた児童小説ですが、この小説にちなんだ病気が存在します。

不思議の国のアリス症候群と呼ばれる症状で、はっきりとした原因は不明ながらも脳の病気と関係していると指摘されています。

ここでは不思議の国のアリス症候群の症状と考えられる原因、それに治療法について紹介します。

不思議の国のアリス症候群とは

不思議の国のアリス症候群とは、ルイス・キャロル原作の児童小説『不思議の国のアリス』の主人公アリスのように、周囲のものが歪んで見えたり、時間の経過を早く感じたりする症状のことです。

幼少時には脳が未成熟であるため感覚の異常を感じることが多いものですが、不思議の国のアリス症候群は幼少時に限らず大人になっても異常を感じるのが特徴となっています。

画家や作家の中には不思議の国のアリス症候群を患っていたことが知られている人物も複数存在しており、世間一般では知られていないものの、身近に存在する病気となっています。

不思議の国のアリス症候群の症状

不思議の国のアリス症候群には複数の特徴的な症状があります。

・視覚の錯覚
自分の身体が大きくなったり小さくなったり感じられるとともに、周囲の環境がいつもと違って見えるようになります。自分が小人のように感じられて部屋が突然大きくなったように感じられたり、廊下が長く見えるようになったりします。

また見ている対象が急に大きくなったように感じられることもあり、虫の観察をしている際に、本来小さな虫が突然、巨大化して見えるようになったりします。

・時間感覚に関する異常
誰しも好きなことに熱中すると時間の経過は早く感じられるものです。しかし不思議の国のアリス症候群になると、この時間感覚に異常が生じ、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を抱く場合があるのです。

不思議の国のアリス症候群の原因

不思議の国のアリス症候群の原因は詳しく解明されていません。しかし目や視覚に関する異常ではなく、脳の機能に原因があると考えられています。

子どもの頃に症状が発生する場合、EBウイルスへの感染が原因だと指摘されています。EBウイルスへ感染すると風邪のような軽い症状が表れますが、稀に中枢神経が炎症を起こすことがあり、その影響で不思議の国のアリス症候群の症状が引き起こされているとする説があるのです。

また大人で症状が発生する場合には、偏頭痛やてんかんが原因である可能性が指摘されています。

不思議の国のアリス症候群は脳の神経細胞に関して問題があると考えられており、偏頭痛がてんかんの症状がある場合には、脳の神経細胞に異常が見られる場合が多く、それらの異常が症状を引き起こしていると考えられているのです。

不思議の国のアリス症候群の治療法

子どもの頃にEBウイルスを原因として症状を発症した場合、特に治療を行う必要はありません。というのもEBウイルスは多くの子どもが感染する一過性の病気で、自然治癒するものだからです。

偏頭痛やてんかんが原因と疑われる場合には、それぞれの症状を治療することが不思議の国のアリス症候群に対する対処法となります。

偏頭痛の原因は個人で異なるものの、薬物療法や食生活の改善、ストレスの軽減を図ることで症状を和らげることができます。てんかんに対しては薬物治療が効果的です。

既に抗てんかん薬が開発されており、継続的に薬を服用することでてんかん症状を抑えられるとともに、脳の神経細胞の機能を正常に保てるようになっています。

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