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AIDS(エイズ)とHIVって何が違うの?感染経路は3つあった!

      2017/01/13

AIDS(エイズ)とHIVって何が違うの?感染経路は3つあった!

AIDS(エイズ)は感染すると命に関わる危険性もある病気として世界的に恐れられています。しかし、実際にAIDSに関して正しい知識を持っている人は少ないのが現状です。

ただ怖がるだけではなく、AIDSとはどの様な病気なのか、予防法について知っておきましょう。

AIDS(エイズ)とは

AIDSとは、後天性免疫不全症候群(Acquired ImmunoDeficiency Syndrome)の略語です。AIDSはヒト免疫不全ウイルス(HIV: Human Immunodeficiency Virus)に感染することで、身体の免疫力が破壊される病気です。

身体の免疫力が低下すると、健康な人ならば全く影響の出ない弱いウィルスや微生物に対しての抵抗力がなくなり、様々な症状が引き起こされるのです。

多くの人がAIDSとHIVを混同しがちですが、この2つは正確に言うと違うものです。

HIVに感染しても初期段階では殆どの場合自覚症状はありません。人により差がありますが、HIVに感染してから様々な症状が出るまでの潜伏期間が数年から10年かかることもあるのです。

感染後に免疫力が低下して症状が現れた時に「AIDSを発症した」と言われることになります。つまり、HIVとはウィルスの名前であり、AIDSはHIVによって引き起こされる様々な病気のことを言うのです。

AIDS(エイズ)の症状

HIVに感染した場合、大きく分けて感染初期、無症状期、AIDS発症期の3段階を経ることになります。
一般的には感染してから2週間~4週間経つと以下の初期症状が出始ます。

・発熱、頭痛、喉の痛み

HIVに感染して約2週間後に起こり易い初期症状です。39度以上の高熱が出て、同時に頭痛や喉の痛みも伴うことから風邪やインフルエンザと勘違いされるケースが多くなります。

特に喉の痛みは激しく、食事ができない程と言われていて、リンパが腫れてしまうこともあります。しかし、症状は数日~数週間で治まるのでそのままにしてしまい、感染に気付かないまま過ごす人もいます。

また、人により全く症状が出ない人もいます。

・下痢、嘔吐

HIVの初期症状として、下痢や嘔吐も挙げられます。症状は1週間近く続くこともあるのですが、高熱を伴うこともあり、風邪のせいだと思い込んでしまいがちです。

・発疹、帯状疱疹

HIVの初期症状として発熱や下痢嘔吐などの風邪のような初期症状が治まった後、1週間程経って全身に発疹が現れることがあります。人により症状の重さが違い、すぐに治まってしまう人もいれば、長期的に続く人もいます。

また、HIVに感染することで免疫力が低下することから、帯状疱疹にかかる人もいます。身体に痛みを伴う帯状の水ぶくれができます。

しかし、帯状疱疹は高熱の後など体力が低下している時に起こり易いので、これだけでHIV感染を疑うことはほぼありません。

・肝機能障害

ウィルス性肝炎はHIVの初期症状として代表的なものです。特にB型肝炎にかかり症状が長引く場合、医師にHIV感染を疑われるケースが多くなります。

上記の初期症状が治まると、次には無症状期がやってきます。人により差があり、数年から10年以上ということもあります。

その間にも体内でHIVウィルスは増え続けていて、遂には免疫力が低下しきってAIDS発症期となります。

AIDS発症の診断基準としては、厚生労働省で23の疾患が定められていて、うち1つでも発症すればAIDSと診断されます。主なものは以下の通りです。

・日和見感染症

日和見感染症は病名ではなく、健康な人がかからない様な感染症のことです。MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やカンジダ症、非結核性抗酸菌症などがあります。

・ 悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は血液に起きるがんのことです。

・HIV脳症

HIVウィルスが脳に影響して、認知症を起こしたり歩行ができなくなります。次第に身体がけいれんして動けなくなり、植物状態のまま死に至ることがあります。

AIDS(エイズ)の原因

AIDSの原因はHIVウィルスに感染することですが、体液による感染率は低く、粘膜や血管から感染すると言われています。感染経路はある程度特定されていて、以下の3つになります。

・性的感染

性的感染は一番多い原因であり、女性は性交時に膣の粘膜が傷ついていると、男性の精液から感染する可能性があります。

・注射針感染

輸血や注射の際にHIV感染者の血液が他人の血液と混ざることで感染する可能性があります。

・ 母子感染

母子感染は、胎内にいる時、出産時に産道を通る時、母乳を与える際に感染するものです。

AIDS(エイズ)の治療法・予防法

AIDSの治療方法として現在最も効果的と言われているのが、抗HIV薬による内服治療法です。基本的に抗HIV薬は3~4種類の薬剤を組み合わせるのですが、体力が落ちていることと副作用が出易いので、信頼できる医師の指示に従うことが大切です。

最近ではAIDSによる死亡率も減り、慢性病ながら普通に生活できるまで回復している人もいます。

AIDSの予防法として一番重要なのは、自分の粘膜や皮膚に傷のある部位に他人の体液が触れない様にすることです。性交感染を防ぐ為には男性に必ずコンドームを使用して貰いましょう。

また、剃刀やピアス、脱毛器などは他人と共有しないことです。

もし少しでもおかしいと思ったら、HIV検査をすることがおすすめです。全国の保健所では匿名で無料検査が受けられます。

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