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梅毒は早期治療で治る性感染症!段階別の症状を知る

      2017/01/13

梅毒は早期治療で治る性感染症!段階別の症状を知る

梅毒(ばいどく)は性行為によって感染する代表的な性感染症です。かつて、梅毒は危険な病気したが、現在では薬による治療が可能となっています。

しかし、梅毒の初期症状には痛みがなく、気づかないうちに感染することが多くなっています。小さな発疹やしこりが発生したらすぐに検査を受け、早期の治療を受けることが大切です。

梅毒とは

梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌が引き起こす性感染症です。梅毒はクラミジアや淋病と共に、性行為を主な感染原因とする性感染症としてよく知られています。

梅毒は一般に男性だけが感染する性感染症だと思われがちですが、女性にも感染するものです。大阪府実施による調査では、平性28年前半に確認された患者の約1/3が女性となっており、近年では女性感染者の増加も指摘されています。

梅毒は抗生物質の登場により容易に治療できる病気となり、以前に比べると恐ろしい病気ではなくなりました。しかし、性の乱れによって梅毒は定期的に流行する感染症となっており、現在でも注意が必要な病気となっています。

梅毒の症状

梅毒に感染した時の症状は、時系列別に4つの期間に分けて捉えられます。

梅毒の初期症状、つまり第1期の症状は感染から3~4週間経過してから発生する事が多く、早い場合で1週間後、遅い場合では3か月後に症状が現れ始めます。

第1期では陰茎や膣、外陰部など性行為によって梅毒トレポネーマが接触した部位に、できものやしこりができます。最初は、小さな赤い突起物のようなできものが感染部に発生します。それが成長して、しこりのようになります。

このしこりには出血はなく、痛みも伴いません。そこで、多くの場合しこりが放置され、多くの人が一過性の肌荒れだと勘違いしてしまいます。その結果、初期症状ではほとんどの人が梅毒への感染には気づきません。

感染から3か月から3年ほどが経過する間に第2期の症状が現れ始めます。梅毒トレポネーマが血液に入り込み、全身に広がることで、広範囲の発疹やリンパ節の腫れが生じます。

発疹は紫色に近い赤い小さなもので、それぞれの大きさが異なる点が特徴となっています。この発疹はバラの花のように見えることからバラ疹と呼ばれることもあります。

この発疹は梅毒に感染したことを示す大きな特徴であるため、多くの人がこの段階で病院を訪れることになります。なお、発疹そのものには痛みはありません。

また、第2期になると、脇の下や陰部などの皮膚の表面に隆起ができる場合があります。この皮膚にできる隆起はとても強い痛みを伴うもので、破れて中から体液が溢れることもあります。この体液は強い感染力を持つものであるため、注意が必要となります。

さらに、第2期では発熱や食欲不振、倦怠感を伴うことが多くなっています。

第2期を過ぎると患者の体力は回復し、感染はしているものの症状が現れない状態が数年から数十年継続します。この状態のことを潜伏期といい、潜伏期に入ると梅毒の感染力はなくなります。

感染から3~10年が経過すると、第3期が始まります。

第3期になると皮下組織に大きなしこりが出来はじめます。このしこりはゴム腫と言われるもので、頭皮、顔、胴体や足によくできます。このゴム腫の成長は緩やかなものですが、周囲の組織を破壊することがあります。

さらに、第4期にまで症状が進行すると、梅毒トレポネーマが心臓や神経に感染することで重篤な症状を引きおこします。心臓、神経、目などに重い障害が発生し、死亡する場合もあります。

梅毒はかつて治療法がなく、死に至る病として恐れられたものでしたが、現在では第3期以降の症状に進展する前に治療を受けられることが多くなっており、第3期以降の症状に進展することは少なくなっています。

梅毒の原因

梅毒の原因は梅毒トレポネーマという病原菌に感染することにあります。梅毒トレポネーマの感染力は強いのが特徴で、1回の性行為により感染する確率は約3分の1となっています。

また、梅毒は性行為だけではなく、キスや感染している部位への接触で感染し、コップやタオルを共有しても感染する場合があります。

さらに、梅毒の初期症状には痛みがなく、多くの人が感染していることに気づかないまま性行為をしてしまいます。このようなことから梅毒の感染は気づかないまま拡大することが多くなっているのです。

梅毒の治療法・予防法

梅毒への感染を検査するためには、梅毒血清反応という検査が行われます。梅毒に感染すると体内で作られる抗体が増加しますが、この抗体を検査することで梅毒に感染したかを判断しています。

梅毒に感染していることがわかると、抗生物質の投与によって治療が行われます。抗菌薬として有名なペニシリンを注射、または経口薬として投与されることになります。

初期症状であればペニシリンの経口薬を数回服用することで、梅毒は完治が可能です。

梅毒には感染部位と皮膚や粘膜が直接触れることで感染します。そこで、梅毒の感染を予防するにはコンドームの着用が重要です。

また、不特定多数と性関係を持つことを控え、少しでも身体に異常を感じたら早期に検査を受診することも梅毒予防のために大切となります。

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