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淋病は自覚症状がなく感染力の高い性病。抗生物質で治療を

      2017/01/13

淋病は自覚症状がなく感染力の高い性病。抗生物質で治療を
淋病(りんびょう)にかかっても女性の場合、自覚症状がほとんどありません。そのため、症状が重くなったり、パートナーに感染させてしまうことがあります。

性行為が原因の病気だと病院へ行くことを恥ずかしく感じるかもしれませんが、淋病は近年、患者数が増加しており、感染力が強い病気です。

早めに検査を受け、完治させることで今後のあなたの生活に安心感をもたらすことができます。

淋病とは

淋病とは、淋菌によって発症し、感染しやすいといわれ、近年患者数が増加している性感染症です。淋菌は、温かく湿ったところで発育していくので、女性では子宮頚管や子宮、卵管、尿道、肛門、口腔、咽頭で生息します。

自覚症状がまったくないために、知らず知らずのうちに感染していることが多く、1回の性行為での感染率が約30%と高い菌であることが特徴です。クラミジアと同じようにオーラルセックスによって咽頭にも感染します。

淋菌に感染した人では、クラミジアに同時感染している人が20~30%いるといわれています。治療せずに放っておくと女性では、不妊症や子宮外妊娠の原因となりうる性感染症です。

淋病の症状

淋病に感染すると、数時間から数日で発症します。症状としては、膣から子宮あたりに炎症をおこし、おりものの増加や悪臭、不正出血、下腹部への痛みや性交時の痛みなどがあります。

そのため、約80%の女性が淋病へ感染したという自覚症状がないといわれており、検査によって淋病だと判明するケースが多いです。

感染を放置すると淋菌が体内に拡大することから不妊症や子宮外妊娠の原因となります。妊娠中に淋菌に感染すると、流産や骨盤内感染症、早産や破水の原因になります。

また、分娩時に感染していると、赤ちゃんが産道を通過するときに母子感染を起こします。このとき早期に治療しないと赤ちゃんの結膜炎や角膜潰瘍などで両目が侵され、失明する危険にさらされることがあります。

オーラルセックスによって口腔への淋菌の感染が増加しています。男女30%のうち咽頭から淋菌が検出されているとの報告があります。症状としては、のどの腫れや痛み、発熱などです。

咽頭への淋菌感染の場合も、症状が出ない場合が多いのですが、性器感染よりも治療に時間がかかるといわれています。

淋病の原因

淋病は、淋菌に感染している人との粘膜の接触や精液、膣分泌液を介することによって感染します。

近年では、オーラルセックスによって、咽頭からの感染が原因となっています。口腔や咽頭の粘膜は傷つきやすく、より感染しやすくなります。

淋病の治療法・予防法

淋病または性感染症になったかもしれない危険な行為があった1週間後に産婦人科で検査を受けましょう。咽頭への感染を疑うのなら、耳鼻科での検査となります。

淋菌の存在を知るための検査として、綿棒で膿みや分泌液を採取して行う即日検査または初尿を採取して行うPCR法。SDA法による遺伝子核増幅法で行います。

即日検査の場合の結果は当日の報告となり、遺伝子核酸増幅検査の結果は翌日の報告になることが多いといわれています。

淋病に感染していると分かったときは、クラミジアに同時感染している人は20~30%いるので、クラミジアの検査も行うことが推奨されています。淋菌に感染している場合は、パートナーにも同時に検査と治療が必要になります。

淋菌は、他の性感染症とは違い耐性菌が出現しやすく、一度の治療で完全に淋菌を死滅させなければ再発することになり、さらに強い耐性を獲得することになります。

淋病の治療法として、抗生物質の服用を数日から2週間程度行います。抗生物質を服用すると症状は急速に改善しますが、その段階ではまだ完治していない状態です。

決められた期間、薬を服用することと、治療終了後3~4週間後に、淋菌が完全になくなっているという完治確認試験を受けなければいけません。(この確認試験によって陰性であれば、淋病の治療は終了となります)

診断されない前に薬の服用をやめると、淋菌に感染し続けることになります。

口の中には淋菌の仲間がいて、これらの菌は風邪などで処方された抗生物質に鍛えられているため薬剤耐性を獲得しやすいとされています。

そのため、咽頭への淋菌の感染の治療は、抗生物質の服用が効かないため、抗生剤の静脈注射や点滴を受けることになります。

淋病の予防法としては、性行為をしないことが最大の予防策となります。コンドームを着用しても100%の予防策とはならず、口から口への感染経路を妨げることはできません。

淋病と診断されたら、自己判断で治療をやめず、最終確認試験の結果の陰性の判断まで待ちましょう。抗生物質で急速に症状が改善されたからといって、油断してはいけません。

一度の治療で淋菌を死滅させないと、さらなる耐性をつけさせて強く治りにくい淋菌へと進化させることになります。特に、薬剤耐性淋菌感染の場合は、辛抱強く治療に取り組む覚悟が必要となります。

 - 感染症・性感染症