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性感染症のひとつ!鼠径リンパ肉芽腫の症状は3段階あった!

      2017/01/13

性感染症のひとつ!鼠径リンパ肉芽腫の症状は3段階あった!

鼠径リンパ肉芽腫(そけいりんぱにくげしゅ)は近年、日本での発症例が少なくなっている性感染症の一つです。しかし、海外ではまだ症例があるだけに十分な注意が必要です。

ここでは、鼠径リンパ肉芽腫の症状や原因、予防法などを説明していきます。

鼠径リンパ肉芽腫とは?

鼠径リンパ肉芽腫とはクラミジア・トラコマチスという病原菌が原因で発生してしまう性感染症です。梅毒(ばいどく)や淋病(りんびょう)、軟性下疳(なんせいげかん)に次いで第四性病とされています。

この性病は先進国におきましては比較的少ないと考えられており、それだけに馴染みのないものとされているのですが、近年イギリスやフランス、オランダなどの国で男性の同性愛者グループ内に感染が見られるようになってきております。

この原因として考えられているのは、コンドームなどの予防策をしていないことによる無防備な性交渉であるとされており、特にアナルセックスによる直腸内への感染が顕著であるとされています。

直腸は多数のリンパ節がつながっているため、リンパ節への感染拡大による広範囲の直腸炎を引き起こしてしまいます。

そして日本での患者数は、近年予防策に対する意識が向上していることもあり、ほとんど発症例の報告がありません。しかし、予防法に対する知識を持たず行為に及んでしまうと、発症の可能性が無いとはいいきれないので注意が必要です。

特に海外旅行時の行動には十分な注意が必要ということになります。

そして、よく間違われる性感染症として性器クラミジア症があります。どちらもクラミジア菌が原因とはなるものの、菌の型が違うので、違う病気に分類されます。

ちなみに鼠径リンパ肉芽腫を発症させる原因となる菌はL型のクラミジア・トラコマチスであり、その他であるD型~K型が発症させるものは性器クラミジア感染症です。

鼠径リンパ肉芽腫の症状

鼠径リンパ肉芽腫の症状は大きく三期に分類されます。

・第一期

感染してから大体2週間程度を第一期といいます。

この期間に表れる症状が、性器部分に現れる潰瘍や水泡です。痛みを感じることはありません。

・第二期

第一期から三週間程度経過した時点を第二期といいます。

この時期になると原因菌がリンパ節へ完全に感染している状況となり、股間のリンパ節が腫れあがったり感染部分から穴が開き、膿が出るなどの症状が現れることになります。

また、この時期になると痛みや熱が発生します。

・第三期

感染が確認されてから一年以上経過した時期を第三期といいます。

この時期になると性器にびらんが現れて、慢性的な腫れ状態になります。

さらに感染が直腸や肛門のリンパ腺にまで広がっていくので、それらの炎症などにより直腸の狭窄、尿道の狭窄状態に陥ってしまうことが分かっています。

つまり、便や尿の排出が困難となってしまうので、効果的な治療を早期に受けることが望ましいです。

鼠径リンパ肉芽腫の原因

鼠径リンパ肉芽腫は、L型のクラミジア・トラコマチスに感染することで引き起こされてしまう性感染症です。そして、感染経路としては、コンドームなどを使用しない性交渉が原因であるとされています。

また、オーラルセックスなどによる性器以外の部位への感染も報告されていますので、疑わしい場合には十分な注意が必要です。つまり、原因菌が判明しているだけに感染経路をしっかりと遮断すれば、感染リスクを限りなく減らすことが可能となります。

鼠径リンパ肉芽腫の治療法・予防法

予防法としては性交渉の際に、コンドームを着用することが重要です。しかし、患部が性器からリンパにかけて広いためコンドームでもカバーしきれない場合があります。

治療に関しては抗生物質の投与が基本であるとされています。その有効な抗生物質はマクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系とされており、4週間程度服用すれば回復するとされています。

ただし、回復までの期間には個人差があり、性器に小さなびらんなどを発見したときには、なるべく早期に専門病院へ受診のために行くことが重要です。

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