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鼻血や歯茎からの出血が頻繁におこるのは、血小板減少症かも?

      2017/01/27

鼻血や歯茎からの出血が頻繁におこるのは、血小板減少症かも?

血小板減少症の概要

怪我などで外傷を受けた際、一時的に血が出る事はありますがしばらくすると血が固まり、流血は止まります。

この間には血液中の血小板と呼ばれる細胞成分が傷口に集合し、血小板凝集と呼ばれる働きにより止血が行われています。

当たり前の人体の働きであると思われがちですが、血小板が減少するとこれらの働きが低下またはストップし、時には出血で重篤な状態に陥ることがあります。

具体的には血小板減少症と呼ばれる症状です。

その原因は白血病などの病理的な原因のものから、ウイルス性や薬物の副作用などかなりの多岐に渡ります。

当然放置しておくと出血を伴う怪我の時だけでなく、日常生活の中でも鼻血が出たり、歯茎からの出血が止まらないなど多くの症状として現れます。

治療方針としては出血時に副腎皮質ホルモン剤の投与などが一般的ですが、血小板の輸血なども行われます。

しかしそれらはいずれも一時的な処置なので、根治するには原因となる白血病やウイルス感染などの治療が必須となります。

より症状が重い場合では脾臓摘出術などの大掛かりな外科手術も行われるなど、患者負担の非常に大きな病気の一つであると言えます。

血小板減少症の症状

血小板減少症と診断される例としては白血病や薬物被害などが挙げられますが、その症状は共通して血液中の血小板が極端に減少することです。

血小板は流血時の止血作用など日常生活を送る上で無くてはならない機能を持つので、当然症状としては血が止まらないなどの現象として現れます。

しかし、これらが表面化する前にいくつか前兆となる症状が存在します。

比較的初期に現れ、多くの患者に共通する症状としては皮膚の内出血があります。

これは皮膚の内部に点状の赤い斑点のようなものが現れます。

その原因としては大きなものでは無く、ちょっとした衝撃や刺激で表層化するのが特徴です。

またより症状が進行すると鼻血の頻度が異常なほど増加したり、歯茎から出血があったりなど、この段階になれば患者もすぐに体内の異常に気づくレベルで症状が現れます。

さらには血尿や血便などその他の病気を疑わせるような症状も出てくる時期なので、患者は不安を覚えます。

また女性では月経時の出血が多くなったり、血が止まりにくいなど、生理期間中のトラブルも目立つようになります。

多くの方がこれらの症状が現れることで初めて病院で診察を受けますが、より重篤な症状では消化管からの出血や脳内出血など命に関わるものも出てくる恐れがあるので、早急な診断が求められます。

血小板減少症の原因

血小板減少症の原因はいくつか存在しますが、最もイメージしやすく代表的なものは白血病でしょう。

これは白血病により骨髄の血小板生産量が極端に減少することが原因で、根治には血液輸血やステロイドなどの対処療法ではなく白血病そのものの治療が必須となります。

その他にもヒト免疫不全ウイルス、HIVも血小板減少症の原因として知られています。

ヒト免疫不全ウイルスの患者の多くは、その症状と共に血小板の減少も同時進行で観察されており、白血病の場合と同じく原因であるHIVへのアプローチが必要になります。

また症例も少なく、あまり知られていませんが骨髄線維症やゴーシェ病と呼ばれる病気も血小板減少の大きな理由となります。

これらの病気が血小板を減少させるプロセスは白血病やHIVとは大きく異なり、血小板が脾臓に取り込まれる事で結果的に血液中の血小板が減少します。

これら重篤な病気の症状として血小板減少が現れることがありますが、最近では薬物による弊害として血小板減少も報告されています。

これは抗生物質・ワクチンなどの摂取が血小板減少を引き起こすのではないかと指摘されていますが、まだまだ未解明の部分も多く医学的に実証されているレベルではありません。

血小板減少症の診断

血小板減少症は様々な原因により引き起こされる症状ですが、その検査や診断方法は当然血液中の血小板の量を測定することになります。

しかし、これ以前にも表層化した症状により診断が下される事があります。

多くの場合では日常生活の中で異常な出血や内出血・痣などが見られた場合に、血小板減少症が疑われます。

これらが異常なほど増加すれば血液検査により正確な診断を行うことになりますが、その基準としてはいくつかの段階に分類されます。

成人男性では1マイクロリットルあたり14万から44万個の血小板が適正値に当たるのですが、血小板減少症の初期の段階ではこれが1マイクロリットルあたり5万個を下回る事があります。

この段階でも出血が止まりにくいなど、体感できる症状が現れますが、さらに症状が進むと1マイクロリットルあたり1万から2万個を下回ります。

この状態になると非常に大きなリスクが想定されます。

特に1万個を下回るような状態では、怪我や外傷がない場合でも出血や内出血が現れ、さらには消化器官や脳にまで出血が及び、最悪の場合には死に至るケースもあるので、早急な診断が必要です。

このような状態が確認されると血小板減少症と診断され、具体的な治療方針を決定することになります。

血小板減少症の治療方法

血小板減少症に対する治療方法としては、ステロイド療法が一般的です。

これは出血が見られた際にいち早く止血する事を目的としますが、あくまで対処療法なので、根本的に血小板減少症を改善するものではありません。

血小板減少症と言ってもその原因となる病気によって治療方法は大きく異なります。

体質や遺伝的に一般よりやや血小板が少ないような状態では、具体的な治療方針というよりは怪我に気をつけて安静にするという生活の指導に終わるケースもあります。

その際には先に挙げたようなステロイド療法などを用いてのケアが必須ですが、この段階では命に別状はありません。

その他の原因の場合には原因となる病気に対する個々の治療が行われます。

例えば特発性血小板減少性紫斑病に見られるような血小板を破壊する抗体が原因になる場合には、コルチコステロイド薬の投与など具体的な対処が可能になります。

白血病やHIVなど血小板の現象となる原因がはっきりしている場合には、必要に応じて血小板輸血などを行いながら、原因となる病気への治療が進められます。

また特発性血小板減少性紫斑病などでは場合によっては脾臓摘出などかなり大掛かりな外科手術も必要になるなど、治療方法は原因によってかなり変化します。

血小板減少症の対応策

血小板減少症の症状が見られる場合の対応策としては、シンプルなことですが安静にするという生活の指導からはじめられます。

これは血小板減少症の患者ではちょっとした出血や足をぶつけるなどの衝撃により重大な事態を引き起こしかねないためで、こうしたリスクを避けるためにもスポーツや人通りの多い場所を避けるなどの生活の改善が行われます。

当然これらは血小板減少症が比較的軽い場合に行われることで、重度なものになればより具体的な対応策が求められます。

もし現在治療中の他の病気があり、その薬剤投与が血小板減少症の原因となっていると考えられるならば、その薬剤を減らすなどの対応策を取る必要があります。

また確定的な事実ではありませんが、一説では血小板減少症は親子間の遺伝が見られるとのことなので、親にそうした血小板減少症が見られるならば、事前に子供に血液検査を受けさせるなどの対応策も必要になってくるでしょう。

また血小板減少症は突然発祥することも十分考えられる症状なので、定期検診時に血液検査を行うなど早期発見も大切な要素の一つになります。

白血病やHIV、さらには特発性血小板減少性紫斑病や溶血性尿毒症症候群など様々な病気の症状として現れる血小板減少症では、こうした早期発見が後のリスクを低減する大きな対応策になります。

 - Ⅱ型, アレルギーの種類