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パスツレラ症はペットからうつる病気!引っかかれた時の対処法は?

      2017/01/13

パスツレラ症はペットからうつる病気!引っかかれた時の対処法は?

パスツレラ症はイヌやネコに噛まれたり、引っかかれたときに感染してしまう病気です。人間は呼吸器や皮膚に症状が表れますが、イヌやネコはほとんど無症状というのが特徴です。

治療は抗生物質投与が一般的ですが、日頃からイヌやネコに触ったら手洗いうがいなどを行ない、きちんと予防するようにしましょう。

パスツレラ症とは?

パスツレラ症とは、イヌの約75%、ネコのほぼ100%が口腔内常在菌として保有している病原体、パスツレラ・ムルトシダというパスツレラ属菌によって感染から30分~2日で発症してしまう人獣共通感染症です。

人獣共通感染症とは、人間とそれ以外の脊椎動物の両方に感染、または寄生する病原体により発生する感染症のことをいいます。

パスツレラ菌は、先程記述したように、高い確率でイヌやネコの口の中に存在する菌なので、こうしたペットと暮らしている人にとって他人事では済まされない病気の一つです。

パスツレラ症の原因

パスツレラ症の原因は、主に次の3つにわけることができます。

・イヌやネコによる噛み傷
パスツレラ菌は、イヌやネコの口の中に常在していることがほとんどです。このようなイヌやネコに噛まれたり、引っかかれてしまったりすることで、パスツレラ菌が人間の体内に入り込み、これが原因で発症してしまうのです。

・空気感染
くしゃみや咳などが飛び、まれに人間の鼻や口などに入ってしまい、呼吸器系の病気を引き起こしてしまうことがあります。

・イヌやネコなどペットとのスキンシップ
イヌやネコといったペットとキスをしたり、食事の際に食器を共有するなどしてしまうと、唾液が体内に入り込んでしまい、パスツレラ症に感染してしまう場合があります。

ある調査では、ペットとスキンシップを取っていない飼い主の口の中からはパスツレラ菌が見つからなかったのに対し、頻繁にキスをしたり、スキンシップを取っている飼い主の口の中からはパスツレラ菌が検出されたという結果が報告されています。

人間の症状

高齢者や糖尿病患者などの抵抗力の弱い方々に、パスツレラ症の症状が多く見られています。

・呼吸器症状

人間のパスツレラ症の約60%を占めています。喘息や結核、悪性腫瘍といった病気を持っている場合に感染しやすく、繰り返し発症するといった特徴が見られます。

具体的には軽い風邪のような症状から重い肺炎のような症状まで見られ、人によっても状態によってもその症状は異なります。

・皮膚症状

人間のパスツレラ症の約30%を占めています。イヌやネコに噛まれてしまったり、引っかかれてしまった後、傷を受けた箇所に激痛や発赤、腫脹を引き起こしてしまいます。

そして、フレグモーネと呼ばれる炎症が発症する場合が多く、特に免疫不全などの基礎疾患がある場合はさらに重症となり、骨髄炎や敗血症になってしまう危険もあります。

イヌ・ネコの症状

イヌやネコの場合、一般的にパスツレラ症に感染してしまっても、はっきりとした症状は見られず、無症状です。

しかし、ごくまれにネコでも肺炎や化膿した皮膚病になってしまうケースもあるので、このような症状が表れた場合は早急に動物病院で検査を受けるとともに、飼い主の検査も必ず行なうようにしましょう。

パスツレラ症の治療法

イヌやネコに噛まれるなどしてパスツレラ症に感染してしまった場合は、なるべく早めに抗生物質の投与を行なう必要があります。そして、早めに適切な薬を選択し、初めの治療を充実させることでその後の経過に好影響を与えることができます。

抗生物質の中ではセファロスポリン系やクロラムフェニコール、ペニシリン系、テトラサイクリン系などがこの症状では特に効果が高いとされています。

一方、ネコに噛まれて感染すると、合併症を引き起こしてしまう可能性が高いので、パスツレラ症の症状が見られなかったとしても、予防として抗生物質が投与されることもあります。

また、イヌやネコに噛まれたり引っかかれた場合は、傷口を石鹸で洗うか、消毒するようにしましょう。それでも傷を負った箇所に痛みが伴う場合は、病院で診察を受けることをおすすめします。

パスツレラ症の予防法

パスツレラ症を予防するためには、イヌやネコに噛まれたり、引っかかれたりしないよう注意することが重要です。

また、こうしたペットと同じ食器を使ったり、口移しでエサをあげるといったことも感染の確率を高めてしまう行為なので、避けるようにした方がよいでしょう。

イヌやネコに触れたり、スキンシップを取ることはとても大切です。しかし、こうした後は必ず手洗いやうがいをすることが、パスツレラ症予防につながります。

そして、ネコの場合は日頃から爪を清潔にし、定期的に切ってあげるようにしましょう。また、イヌの場合は愛情表現として飼い主の口元をなめることがありますが、このような場合はすぐにおすわりさせるなどして、普段からしつけるようにしましょう。

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