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サルモネラ症で下痢や高熱が…感染したら腸内細菌科に受診

      2017/01/13

サルモネラ症で下痢や高熱が…感染したら腸内細菌科に受診

サルモネラ症は、サルモネラ菌が人の体内に入ることで引き起こされる感染症です。

サルモネラ菌は卵などの食物を口から摂取した時や、ハ虫類のペットを直に手で触れて、その手を口に入れることで感染することが多くなっています。

サルモネラ症の予防のためには、こまめな手洗いと消毒が重要です。また、ミドリガメなどのペットに直接触れないように心がけるのも大切となります。

サルモネラ症の症状

サルモネラ症はサルモネラ菌に感染することで発症する感染症です。サルモネラ症に感染すると、数時間の保菌期間を経て症状が表れ始めます。

感染から8時間~48時間の経過の後、気持ち悪さを感じるとともに嘔吐が始まります。そして、嘔吐から数時間後に腹痛と下痢も始まり、症状が悪化していきます。

下痢については1日に10回以上繰り返すほどに激しくなり、3日から1週間ほど継続することが多くなっています。さらに、症状が重症化すると、血便を排泄したり38℃以上の発熱を伴う場合もあります。

成人が感染した時にはこのような症状で収まることが多くなっていますが、子どもや高齢者が感染すると、より症状が重症化しやすくなっています。

子どもが感染すると、意識障害や痙攣を引き起こすことがあり、高齢者では急性の脱水症を伴うこともあります。

成人がサルモネラ症に感染しても重症化することは珍しく命に危険が及ぶことは稀ですが、子どもや高齢者が感染した場合には、命に危険が及ぶ場合もあるため注意が必要となります。

サルモネラ症の感染経路は?

サルモネラ症はサルモネラ菌が体内に入ることで発症します。サルモネラ菌が体内に感染する経路には複数ありますが、以前からよく知られているのが食物を感染経路とするものです。

サルモネラ菌は鶏卵から人の体内に入ることがあります。スーパーなどの店頭に並ぶ卵は、卵の表面を消毒液で洗うことで消毒、殺菌されています。

しかし、自然農園などで飼育された卵から宅配された卵については、消毒されていない場合があり、そのような卵を口に入れるとサルモネラ菌が体内に入る場合があります。

また、賞味期限が過ぎた卵や保存状態のよくない卵を生食した場合に、卵黄に増殖していたサルモネラ菌をまるごと体内に取り込むことになり、サルモネラ症を発症させてしまいます。

また、生肉やよく消毒されていない調理器具を用いて料理を口にすると、食物からサルモネラ菌が体内に入ることがあります。このように、食物を感染経路として発症するサルモネラ症は、食中毒の代表例となっています。

また、食物以外を感染経路としてサルモネラ症に感染する場合もあります。サルモネラ菌はハ虫類が多く保菌しています。

そこで、ペットとしてミドリガメやイグアナなどを飼っている場合に、ハ虫類を直に指や手で触れ、その手を口に入れたりすることでサルモネラ菌に感染してしまうことがあります。

サルモネラ症の原因

サルモネラ症は、サルモネラ菌に感染することで発症します。サルモネラ菌は自然界に2500種以上存在する菌で、河川や土壌、下水など人が生活する範囲に広く分布しています。

また、サルモネラ菌は犬や猫などのペットや牛、豚、鶏などの家畜の体内に常在菌として保菌されている場合があります。さらに、ミドリガメなどの小さなカメの半数以上がサルモネラ菌を保菌していると指摘されており、ハ忠類の多くがサルモネラ菌を保菌しています。

このように、サルモネラ菌は人の周囲に広く散財するものですが、このサルモネラ菌のうち、サルモネラ・エンテリティディスという細菌が人の体内に入ることで、感染症を引き起こしてしまうのです。

サルモネラ症の治療法

サルモネラ症に対しては、対処療法を中心に治療が行われることが多くなっています。

嘔吐や下痢が続くと脱水症状が引き起こされるため、十分に水分補給するよう配慮するとともに、症状が重いときには点滴で水分補給が行われます。

サルモネラ症になると下痢が重くなりますが、治療のために下痢止めを投与すると体内にサルモネラ菌が残ってしまうため、下痢止めの投与はなされないことが多くなっています。そのため、下痢止めの代わりに整腸剤が投与されることがあります。

また、症状が悪化している場合には体内のサルモネラ菌を排除するため、ニューキノロン薬と呼ばれる抗菌剤が投与される場合があります。

サルモネラ症の予防法

サルモネラ症は食物の取り扱い方や手洗い、消毒を徹底することで予防できるようになります。

まず、卵については冷蔵保存するように心がけ、割った卵はすぐに食べるようにします。また、包丁やまな板は使用後によく洗い、消毒剤で消毒するようにします。さらに、肉を生のまま食べることは避け、加熱するようにします。

ハ虫類を飼っている場合には、手で直接触れることはなるべく避けるようにすることが重要となります。ハ虫類と接触したら必ず手を洗うように心がけ、小さな子どもがハ虫類に触れる際にはゴム手袋を着用させるなど、直接触れないように配慮することが重要となります。

また、ミドリガメについては特にサルモネラ菌を保菌している危険性が高いことから、子どもが触れないように手の届かないところに水槽を置く必要もあります。

なお、サルモネラ菌は消毒剤に弱い細菌となっています。消毒用エタノールなど、市販されている消毒剤の多くがサルモネラ菌に対する抗菌作用を持っています。

そこで、頻繁に手が触れるドアノブやトイレレバーなどをこまめに消毒することも、サルモネラ症の予防に効果的となっています。

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