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シックハウス症候群は室内の化学物質が原因!予防できる?

      2017/01/13

シックハウス症候群は室内の化学物質が原因!

新しい住宅に引っ越した後に、原因不明の体調不良に襲われた場合にはシックハウス症候群の発症が疑われます。

シックハウス症候群は建材に含まれる化学物質を原因として発症することが多い症状で、その治療は長期間に及ぶことが多いため注意が必要となります。

シックハウス症候群の症状

新築住宅に転居した後や、建てられたばかりのオフィスビルに勤務し始めた後に原因不明の体調不良を感じるようになったらシックハウス症候群の発症が疑われます。

シックハウス症候群は、建材や建物に含まれる化学物質等を原因とした体調不良の総称です。

シックハウス症候群になると、大きな病気をしていないのに喉や鼻の奥に痛みを感じたり、目がチカチカしたり、咳がでるなどの症状が出てきます。

また、頻繁に鼻水が出たり、水分補給しているのに喉が乾燥してしまったり、頭痛や吐き気、湿疹など様々な症状が出ることが知られており、人によって出る症状が異なっています。

シックハウス症候群は特定の室内に入ると症状が重くなるのが特徴で、症状に個人差があります。ある人は重い症状を見せているのに、別の人はまったく健康で問題ないという場合がよくあるのです。

シックハウス症候群は、化学物質過敏症によく似た症状を見せるものです。化学物質過敏症は体内の免疫力低下を原因として化学物質に対して過度な反応を示すものですが、化学物質過敏症になると場所にかかわらず特定の化学物質に触れると症状を示すようになります。

化学物質過敏症になると、化学物質に過敏に反応するようになるためシックハウス対策が必要となります。ただし、シックハウス症候群が特定の室内でしか症状が出ないのに対し、化学物質過敏症は原因となる化学物質に接触すればどこでも症状が出るという点で異なっています。

しかし、シックハウス症候群の症状が出ているのに何の対策もしていないと、身体が許容できる限界以上の化学物質を吸収してしまい、結果として、化学物質過敏症となってしまう可能性があります。

そこで、新築した住宅や建物に引っ越したり、新しいオフィスに勤務し始めた後に原因不明の体調不良が続くようであればシックハウス症候群を疑い、早期の対策が必要となるのです。

シックハウス症候群の原因

シックハウス症候群には複数の原因が認められていますが、最大の原因は新しい建物や建材に含まれる化学物質です。

建材をつなぎ止める接着剤にはホルムアルデヒドという化学物質が含まれており、塗料にはトルエンやキシレンという化学物質が含まれています。これらの化学物質は揮発性が高く、気温が上昇すると室内にこもってしまいます。

室内の換気が不十分だとこれらの化学物質に身体が日常的にさらされてしまい、身体がアレルギー症状のような反応を見せるようになってシックハウス症候群となってしまうのです。

また、化学物質だけではなく細菌やカビ、ダニなどを原因としてシックハウス症候群が発症する場合もあります。

シックハウス症候群は以前にはあまり見られない症状でした。

現在の建物はマンションなど密閉性の高い建物が多く、昔の建物とは異なり化学物質や細菌が室内にこもりやすくなっています。そこで、密閉性の高い居住環境もシックハウス症候群を増加させている一つの原因と指摘されています。

シックハウス症候群の治療法

シックハウス症候群の治療は、症状の原因となる化学物質等の排出を促すことによって行われます。

身体から化学物質を排出するためには、ウォーキングなどの軽い運動を行い身体の代謝能力を高めることが有効です。また、半身浴を行ったりサウナに入って汗をかくことも効果が認められています。

さらに、シックハウス症候群の症状が重い場合には転地療法が行われることが多くなっています。転地療法は、都市部から郊外に移り住み、清浄な空気と豊かな自然環境に身をおくことで健康を取り戻す治療方法です。

転地療法を行って汚染されていない空気を身体に取り込みながら、運動療法も同時に行って、体内にたまった化学物質が徐々に排出されてゆくのを粘り強く待つことになります。

残念ながら、シックハウス症候群に対する根本的な治療法は現在のところ定まっていません。

そこで、シックハウス症候群になった場合には、化学物質などに汚染されていない環境に身体を長期間置くことにより、化学物質が身体から排出されるのを待つ必要があるのです。

シックハウス症候群の予防法

シックハウス症候群になる大きな原因が化学物質を体内に取り込むことです。そこで、シックハウス症候群を予防するためにまず重要となるのが室内の換気です。

現在の建物は密閉性が高く、化学物質が室内にこもりやすくなっています。そこで、時間を定めて窓を開け、室内の空気を換気して化学物質を室外に排出することが大切となります。

また、化学物質を吸収できるタイプの空気洗浄機や観葉植物を設置することも、室内の化学物質除去に一定の効果を示します。

さらに、シックハウス症候群を予防するために大切となるのが運動です。

定期的に身体を動かして汗をかくように心がけ、新陳代謝を向上させれば、体内にたまった化学物質の排出能力を高めることができます。そこで、日常的に運動する習慣をつけておくことがシックハウス症候群の予防のためには大切となります。

なお、喫煙を続けていたり香水を日常的につける生活を行っていると、シックハウス症候群になる危険性が高まる傾向にあります。そこで、タバコや香水についてはなるべく控えるように心がけることも、シックハウス症候群の予防のためには重要です。

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