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光化学スモッグってなに?大気汚染が与える健康被害とは

      2017/01/13

光化学スモッグってなに?大気汚染が与える健康被害とは
光化学スモッグは紫外線が大気中の排気ガスや工場から排出される排煙に触れる事によって発生する大気汚染物質が、大気中にただよう現象を指します。

光化学スモッグは揮発性の高い小さな分子から構成されており、マスクなどのアイテムでは健康への被害を予防する事が出来ない為、対処するには事前に光化学スモッグに対して情報を収集する姿勢が必要となります。

光化学スモッグとは?

光化学スモッグとは、ある一定の条件が揃った時に大気中に発生する光化学オキシダントという化学物質の事を指します。

光化学オキシダントは大気を汚染する大気汚染物質の一つであり、健康にさまざまな悪影響を及ぼす事が化学的な研究結果から明らかになっています。

光化学スモッグの発生する原因

光化学スモッグを引き起こす原因物質である光化学オキシダントは、自動車から排出される排気ガスや工場などから排出される排煙や排ガスに含まれている窒素酸化物のNOx、そして揮発性の有機化合物質であるVOCなどの大気汚染物質から生み出されます。

高濃度の大気汚染物質が含まれている自動車の排気ガスや工場の排煙や排ガスが大気中に放出されて太陽の光を浴びると光化学反応が起き、大気の中に光化学オキシダントが発生し、光化学スモッグを引き起こします。

光化学スモッグの人体への影響

人体の健康への被害としては、大気に直接触れている目や呼吸をつかさどる器官である喉や鼻などの呼吸器が光化学スモッグの影響を受けやすく、目や喉の痛みが発生したり、咳が出るなどの症状が現れる事があります。

特に赤ちゃんや子どもは光化学スモッグの影響を強く受けやすい年齢であり、注意が必要です。

また、目や鼻、喉に関するアレルギー症状を持っている人や、結膜炎などの目の病気、そして喘息などの気管支系の病気を持っている人は、それらの症状がない人よりも光化学スモッグの影響が強く現れてしまいます。

そのため、光化学スモッグの影響で呼吸困難や頭痛、意識障害などの重篤な症状に陥ってしまうケースがあります。

人体に影響を受けたときの対処法

光化学スモッグによって目や喉、鼻に痛みを感じた場合には、目を流水でよく洗い目の表面についた光化学オキシダントを洗い流したり、喉についてはうがいを念入りに行うなどの方法で対処します。

また、皮膚にかゆみを感じた場合にはシャワーを使って皮膚の表面を洗い流す対処法があります。そして、光化学スモッグが原因で呼吸困難や強い頭痛が発生して症状が収まらない場合には、ただちに病院に行き医師の診察を受ける様にして下さい。

光化学スモッグの予防法

光化学スモッグ現象によって引き起こされる健康被害を予防するには、光化学スモッグ注意報が発令された場合に出来るだけ外に出ないのが唯一の予防法となります。

光化学スモッグの原因物質である光化学オキシダントは大気中に存在している揮発性の化学物質であり、分子が小さい事からマスクなどを使って口や鼻を覆う対処法は意味がありません。

粒子が粗くマスクでブロック出来る花粉やインフルエンザなどの物質では有効なマスクも、揮発性の分子の小さい化学物質である光化学スモッグの前には意味をなさないのです。

外に出ない、という対処法が唯一の予防法となる光化学スモッグですが、光化学スモッグは基本的に日中の太陽光が降り注ぐ時間帯に発生する為、朝の時間帯や夜の時間帯には光化学スモッグの発生量も減少してきます。

この為、外出をする時には光化学スモッグの濃度が低い時間帯である朝の出勤時間や登校時間、そして夜の時間帯に外出をしておく事で光化学スモッグによって引き起こされる人体への健康被害を減らす事が出来ます。

光化学スモッグは昼前の時間帯から夕方の時間帯にかけて発生する為、この時間帯には熱中症と合わせて光化学スモッグに十分注意する心構えが必要となります。

光化学スモッグは日が差していればどんな状況下でも発生するおそれがあるのですが、特に危険なのがどんよりとして雲が動かず、なおかつ日が差している、といったような天気の状況の時です。

このような曇天で日が差している、雨雲が出ておらず雲の動きが少ない、といった日には光化学スモッグが発生する確率が高くなります。

ただし、光化学スモッグは自動車の通行量が多く都市部や工場地帯などが密集している地域で特に発生しやすいという特徴がある為、上記のように曇天で雲が動かず日が差している、といったような天候の場合でも都市部や工場地帯以外ではさほど光化学スモッグに対して心配する必要はありません。

現在、光化学スモッグの発生状況について環境省が地域ごとにメールでお知らせしてくれる大気汚染物質の広域監視システムが運用されています。

光化学スモッグのおそれがある場合には24時間の間一日中全国の大気汚染の状況をお知らせしてくれる上記の監視システムを利用してメール受信設定を行いましょう。

また、光化学スモッグ注意報や警報が発令されているかどうか、また近隣の地域内で1週間以内に光化学スモッグ注意報や警報が発令されたかどうかを確かめて行動する事で、さまざまな健康被害を予防してくれる確率を高める事が出来ます。

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