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乗り物酔いは三半規管が関係してた!車で酔わないための予防法

      2017/01/13

乗り物酔いは三半規管が関係してた!車で酔わないための予防法

乗り物酔いは、加速度病とも呼ばれます。その名の通り、乗り物に乗ることによって発生する身体症状のことを指します。

人によっては吐き気やおう吐などの症状を引き起こしてしまうので、当人にとっては大変苦しい状態です。乗り物に乗っている間だけではなく、乗り物から降りてからもしばらく症状が続くのが乗り物酔いの辛いところです。

今回は、そんな乗り物酔いについて、症状や予防・対処方法などを解説していきます。

乗り物酔いの症状は?

乗り物酔いすると、主に自律神経に関係した症状が出ます。最初は症状が軽くても、対処しなければどんどん悪化します。

乗り物酔いの初期症状は以下の様な症状です。

・胃の違和感
・唾液の量が増える
・顔色が悪くなる
・生あくびが出る
・頭痛

乗り物酔いがひどくなった場合、以下のように症状が深刻化します。

・胃酸が増えたり吐き気を感じる
・実際に吐いてしまう
・呼吸が荒くなり、顔面蒼白になる
・手足が冷たくなってきて冷や汗が出る
・めまいを感じたりふらふらする
・呼吸が荒くなる

乗り物酔いのメカニズム

乗り物酔いのメカニズムとしては主に外からの刺激が関係しています。

乗り物に乗っているときの刺激は、耳の中の内耳にある三半規管へと伝わります。この器官の内部はリンパ液で満たされており、私たちの身体の平衡感覚をつかさどっています。

この外からの刺激に関する情報は脳から視覚へと送られ、身体が刺激に対して順応できるように調整しようとします。しかし、乗り物に乗っている間には、景色はめまぐるしく変わります。

また、乗り物は一般的には速くなったり遅くなったりと速度の加減を繰り返します。

この身体で感じた刺激(触覚)と視覚にズレが起こったときに、脳が混乱して不快な情報(ストレス)として感じ取ります。このストレスが血圧や呼吸をつかさどる自律神経に伝わることで興奮状態を引き起こしてしまい、血圧の変化や呼吸の乱れとなって現れます。

さらに、乗り物内での香水や汗の匂いなど、臭覚からの不快な情報も症状に拍車をかけることになります。余談ですが、映画やゲームにおいての3D酔いも同じメカニズムによって起こると考えられています。

乗り物酔いになりやすい人となりにくい人の違い

酔いやすい人と酔いにくい人との違いは、三半規管に関係があります。元々乗り物酔いしないという人は、三半規管が強いとされています。

三半規管が強いとは、身体の平衡感覚のバランスが崩れにくいということです。

よって、乗り物酔いになりやすい人はこのバランスが崩れやすく、逆に乗り物酔いになりにくい人はこのバランスが崩れにくいのだと考えられます。

また、年齢も関係しており、乗り物酔いは子どもに多いとされています。子どもは三半規管の発達が未成熟だからです。一般的に5歳頃から乗り物酔いの症状が出始め、20歳になるころにはだんだんと少なくなっていくようです。

大人になっていく過程で平衡感覚が鍛えられ、乗り物酔いしにくくなると考えられます。大人になってからも乗り物酔いがひどいという人は、一度病院で診てもらうのもいいかもしれません。

その他にも体調が関係している場合もあります。乗り物酔いしやすい体調の状態は、過労や睡眠不足などです。これらは脳の働きを低下させ、自律神経にも負担をかけてしまいますので、乗り物酔いしやすい原因となってしまいます。

乗り物酔いの予防法

・平衡感覚を鍛える
乗り物酔いに強くなるには、平衡感覚を鍛えることが有効だとされています。お手軽なのは前転・後転を数回、毎日行うことで、目をつぶったまま歩く練習をすることもよいそうです。

他にもバランスボール、トランポリンなどで平衡感覚を鍛えることができます。

・食事を控え目にとる
満腹だと内臓に負担がかかり、乗り物酔いしやすくなります。乗り物に乗る前の食事は控え目にしたほうがよいでしょう。

また、ミントやレモン味のガムを噛むことも有効です。これらの風味が精神的にリラックス作用をもたらしてくれます。

・体調を整える
体調を整えることも、乗り物酔いの予防法として大切なことです。過労や睡眠不足にならないように、ストレスの少ない生活をすることが理想です。

平衡感覚を整えるツボをマッサージするのもよいでしょう。耳裏の下あたりに完骨というツボがありますが、ここをマッサージすることで平衡感覚を安定させる効果が期待できます。

・下を向かない
乗り物に乗っている間は、読書、スマートフォン、その他の下を向くような行動を控えましょう。

下を向くことで、乗り物に乗っている感覚があるのに景色は変わらないため、乗り物酔いしやすくなってしまいます。なるべく前を向いて景色を見るようにしてみてください。

・周りの環境を整える
バスや列車の場合、揺れやすい最後尾を避け、運転手の近くで前を向き景色が見えるように座るとよいでしょう。

こうすることで、身体が得る刺激と視覚が得る情報のズレを少なくすることができます。

・服装を工夫する

臭覚が敏感で周りの匂いが気になるという人は、マスクを付けることで多少は匂いを軽減できます。
また、身体に負担をかけないように、緊張しやすい服装を避け、ゆったりとした服装を心がけてみてください。

・乗り物酔い止めのお薬を飲む
一番確実に乗り物酔いを防ぐ方法は、乗り物酔い止めのお薬を飲むことです。どうしても乗り物酔いしやすいという人には、この方法が一番おすすめです。

乗り物酔い止めのお薬は、5歳くらいから大人用まで幅広く販売されています。乗り物に乗る前に服用しなければならないお薬もありますが、最近は乗り物に酔ってしまった後でも服用すると効果のあるお薬もあります。

乗り物酔いしてしまったら…

乗り物酔いしてしまったら、座席のシートを倒すなどしてできるだけ楽な姿勢をとれるようにしてください。頭を安定させ、外の景色をみるとよいでしょう。

可能であれば外に出て空気をすい、出来る限りリラックスできるようにしてみてください。もし吐き気を催してしまったときのために、エチケット袋を持ち歩くのもよいでしょう。

嘔吐物をジェル化し、吸収する効果のある袋も販売されています。どこにでも吐いてしまいがちな子どもにも使えますし、気分が悪くなりやすい人にとっては、精神的な負担も軽減させることができます。

乗り物酔いの予防法の項目にも書きましたが、乗り物酔いをしてしまった後でも効くお薬があります。どうしても気分が悪く耐えられないときには、お薬を飲むことでより早く乗り物酔いを解消することができるでしょう。

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