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手足が変色したらレイノー病かも!発症したら何科に行けばいい?

      2017/01/13

レイノー病
レイノー病は手足の指先が変色し、感覚に異常を覚える病気です。

原因は完全には解明されていないものの、症状が重症化すると指の切断が必要になる場合もあります。症状が表れた場合には、皮膚科での治療が求められます。

レイノー病の症状

レイノー病は、手足の指や爪先などが変色し、感覚異常を引き起こす病気です。レイノー病になると、レイノー現象と呼ばれる症状が発生します。

レイノー現象は手足の指先に見られる症状で、寒さや精神的なストレスにより手足の血管が収縮して血流が悪くなって、皮膚の色が変色してしまいます。

レイノー現象を発症すると、最初に指先が白く変色します。その後、指先に運ばれる血流が不足するに伴い紫色に変色します。そして、血流が改善すると赤色になります。

また、色の変化に応じて指先にシビレや痛み、冷えを感じるようになり、指先の感覚を失う場合もあります。

レイノー現象は手の指先に発症することが多くなっていますが、発症する部位はその時々に応じて変わる場合があります。さらに、手足の指先だけではなく鼻や耳、唇に症状が表れる場合もあります。

通常、症状は10分~30分程度で自然に収まりますが、温めるまで症状が持続する場合もあります。

このように、レイノー病になると指先の色が変わり感覚に異常が生じるレイノー現象が発生しますがここで注意が必要になるの、レイノー症候群という病気もレイノー現象を引き起こすことです。

レイノー症候群になると、レイノー病と同様に指先にレイノー現象が発症します。

ただ、レイノー症候群の場合、症状は左右非対称となることが多く、片方の指だけに症状が出る場合もあります。それに対し、レイノー病では左右対称に症状が出ることが多くなっています。

治療のためにはレイノー病とレイノー症候群を正しく区別する必要があります。

レイノー病の原因

レイノー病の原因は、手足が冷えることで血管が収縮したり、精神的なストレスを感じることにあると推測されていますが、はっきりとした原因は特定されていません。

その一方、レイノー症候群については原因が特定されています。レイノー症候群の原因は、リウマチなどの膠原病(こうげんびょう)となっています。基礎疾患を患うことでレイノー症候群になりますが、レイノー病には原因となる疾患がないのです。

そこで、指先にレイノー現象が出た場合には、最初にレイノー症候群の可能性が疑われ、検査の結果レイノー症候群でないと判断された場合にレイノー病と診断されることとなっています。

レイノー病は重症化したら大変

レイノー病になると、指先が変色しますが通常は10分~30分程度で指先の色は元通りになり機能は回復します。シビレや痛みを感じた場合も短時間で症状はおさまることが多くなっています。

しかし、稀にレイノー病の症状が重症化する場合があります。指先に届けられる血流が慢性的に減少するようになると、指や爪先が変形してしまいます。

さらに、指先へ血液を運ぶ動脈が閉じてしまうと、指先の細胞が死んでしまいます。その場合、指を切断しなければならなくなることもあります。

また、レイノー病が重症化すると、障害を追ってしまう可能性もあります。そこで、レイノー病の症状が出た場合には定期的に通院して経過観察が必要になります。

レイノー病になりやすい人

レイノー病になりやすいのは女性です。女性は男性より2倍ほどレイノー病に掛かりやすくなっています。また、女性の中でも若い女性がレイノー病になりやすく、多くの場合で15歳~30歳までの間に発病しています。

さらに、レイノー病は寒い気候の地区に住む人に多い病気となっています。また、レイノー病になる人の3人に1人は近親者にレイノー病患者が存在し、遺伝性の影響が指摘されることもあります。

レイノー病の治療法

レイノー病になると、その症状に応じて複数の治療が実施されます。

症状が軽い場合には、指先への血流を改善させるために、血管拡張薬や血栓予防薬の投与が行われます。症状が重症で、日常的な生活に支障があるような場合には、交感神経に対する外科治療が行われます。

交感神経には血管を収縮させる機能があり、血管が収縮しないように交感神経の働きを抑制する注射が打たれる場合があります。この注射による交感神経ブロックの効果は永続的に続かないため、症状の様子を見ながら、繰り返して治療が行われることになります。

さらに、症状が重い場合には、外科手術により交感神経の切除が行われます。交感神経を切除すると永続的な効果が得られますが、リスクも伴うため、手術の実施は慎重に検討されることとなります。

レイノー病の予防法

レイノー病を予防するためには、血流の流れを正常に保つことが重要です。

そこで、最初に求められるのが禁煙です。タバコを吸うと血管が収縮して皮膚の温度が下がってしまい、レイノー病を引き起こしやすくなってしまうのです。

カフェインもタバコと同様に血管を収縮させてしまうため、控える必要があります。また、レイノー病予防のためには、定期的に運動して体を動かすことで、全身の血行を改善させることも大切となります。

さらに、冬など寒い季節には、手足が冷えないように手足を守ることも大切です。手足が必要以上に冷めないように、手袋や靴下を身に着けて手足を温めるようにします。

指輪やブレスレッド、ハイヒールなど手足を締め付ける装具をなるべく身に着けないようにし、手足を締め付けないように心がけることも大切となります。

また、ストレス管理もレイノー病予防のためには重要です。レイノー病の原因としてストレスが指摘されることもあり、過度なストレスを感じないように過ごす必要があります。

どんなに仕事が忙しい時でも定期的に休息を取ってリラックスするように心がけ、休日には好きな趣味に講じるようにします。オンとオフの切り替えをはっきりすることで、ストレスを抱え込まないようにすることもレイノー病の予防のためには大切となります。

レイノー病かもと思ったら何科へ行けばいい?

レイノー病やレイノー症候群に対する治療は皮膚科で実施されています。

レイノー病でもレイノー症候群でも、症状が重症化してしまうと指や皮膚の細胞が死んで、指の切断につながる可能性がありますので、手足の指先が変色するレイノー現象が現れた際には、適切な治療を受けるために皮膚科を受診することが求められるのです。

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