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シェーグレン症候群は女性の病気。目の乾燥が気になる人は注意

      2017/01/13

シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、ドライアイやドライマウスを引き起こす、女性に多く見られる病気です。

原因は完全には解明されておらず、発病した場合には対処療法により症状の緩和が図られます。

シェーグレン症候群の症状

シェーグレン症候群になると体内から分泌される分泌液の量が減少します。その結果、身体の各部分が乾燥し様々な症状に悩まされることになります。

シェーグレン症候群の代表的な症状はドライアイです。涙が不足することで常に目が乾いた状態になります。

また、目に異物が入っているような違和感がしたり、目がかゆくなり、慢性的に目の疲れを感じるようになり、悲しくて自然に涙が出るような場面でも涙が流せなくなってしまうのも、シェーグレン症候群の症状です。

さらに、シェーグレン症候群になると唾液が不足するようになって口の中にも様々な症状が表れます。

口が慢性的に乾いた状態になり、食事の際に水を飲まないと食べ物が食べられなくなったり、口が乾いて会話ができなくなることもあります。さらに、口の乾きから常に水筒を持ち歩く必要性に迫られたりします。

このように、シェーグレン症候群の症状は目や口に出ることが多いものですが、それ以外にも関節痛がしたり、毛が抜けたり、肌荒れが発生することもシェーグレン症候群の症状の一部として知られています。

シェーグレン症候群の原因

シェーグレン症候群は自己免疫疾患の一つです。

本来、自分の身体をウイルスや細菌から守る免疫システムが、様々な原因により過剰に反応することで引き起こされる疾患が自己免疫疾患で、シェーグレン症候群も免疫システムの異常により引き起こされます。

さらに、シェーグレン症候群を発症させる具体的な原因としては、ストレスや遺伝的要因、ウィルスに感染するなどの環境上の問題、さらに更年期を迎えた女性のホルモンの異常など、様々な原因が指摘されています。

現状では、それらの要因が複雑に関係することで症状が発症するものと考えられており、原因を完全には絞りきれていない状態にあります。

どんな人がシェーグレン症候群になりやすい?

シェーグレン症候群は圧倒的に女性に多い病気です。

1993年に実施された厚生省の特定疾患自己免疫疾患調査研究班による調査データによると、女性患者の方が男性より14倍も多くなっており、シェーグレン症候群は女性の病と言えます。

また、50代の女性がかかりやすいのも特徴です。閉経による女性ホルモンとの関係性が指摘されているものの、子どもや80歳の高齢者の発症例も確認されています。

さらに、関節にリウマチの持病がある人の2割が、合併症としてシェーグレン症候群を発症しているとの報告もあります。なお、関節リウマチとシューグレン症候群の関係については、関節リウマチの発症が先で、その後にシェーグレン症候群を発症することが多くなっています。

2002年に実施された厚生労働省の調査結果によると、1年の内にシェーグレン症候群との診断を受けた患者数は7万8千人にも及んでおり、シェーグレン症候群は珍しい病気ではありません。

シェーグレン症候群の検査

診断は、複数の検査が実施されます。

シェーグレン症候群になるとドライマウスやドライアイの症状が現れるため、口の中の唾液腺の画像を撮影して唾液分泌に異常がないか確かめたり、まぶたに試験紙を挟んで涙の量を計測します。

また、唾液腺や涙腺に免疫細胞であるリンパ球が異常発生する場合があるため、唾液腺や涙腺のリンパ球の数の検査も行われます。

さらに、血液から自己抗体が多く検出されることになるので、採血により血液検査を行い、血中の抗体数が調べられます。

血液検査がシェーグレン症候群の判定において重要視されますが、血液検査の結果だけではなく、他の検査項目の内容とあわせて総合的な検討により、シェーグレン症候群であるかどうかの判断が下されることになります。

シェーグレン症候群の治療法

シェーグレン症候群に関する発病メカニズムは解明されていないため、現在では病気の進行を抑えたり、症状を軽くするための対処治療が実施されています。

なお、関節リウマチなどの膠原病(こうげんびょう)を原因としてシェーグレン症候群を発病している場合には、膠原病の治療により症状の改善が図られることになります。

シェーグレン症候群ではドライマウスやドライアイの症状が重いため、その対処療法が行われます。

ドライマウスに対しては、ガムを噛むことで唾液の分泌を促したり、唾液を多く分泌させる内服薬の投与が行われます。また、顎下腺や耳下腺に対するマッサージによって、唾液の分泌を促進させる場合もあります。

ドライアイに対しては、目薬を使用して目の乾燥を防いだり、気密性の高い眼鏡を着用することでドライアイになることを抑えます。

さらに、症状が重い場合には、涙が排出される涙点を手術して閉じ、涙が鼻に流れるのを抑制して目に溜まる涙の量を増やす治療が実施されることもあります。

シェーグレン症候群の予防法

シェーグレン症候群の原因は完全には解明されていないため、その完璧な予防には困難が伴います。しかし、健康的な生活を過ごすことで発病を抑えられる効果が期待されています。

まず、シェーグレン症候群を予防するためには規則正しい生活を送ることが重要です。起床時間と睡眠時間をきちんと定め、バランスのよい食事を心がけ、適度に運動して身体を動かすようにします。

さらに、過度なストレスを抱え込まないように、仕事の内容や量を調整することも大切です。

また、ウイルス感染や強い刺激を避けるために、寒冷地や熱帯地など、気候の変化が激しい所にいくことも控える必要があります。

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