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土や氷、髪の毛を食べる異食症はストレスや体からのSOS!

      2017/01/13

異食症

異食症は拒食症や過食症と同じく摂食障害の一つです。

今回は異食症について、どんな病気なのか、どんな人がなりやすいのか、病院は何科を受診すればいいのかまで、詳しくお伝えします。

異食症とは?

異食症とは、食べ物でないものを食べてしまうことです。土や氷、髪の毛などを食べたくてしょうがなくなり、実際に食べてしまう病気です。

異食症になって食べてしまうものには以下のような例があります。

・土
・氷
・毛髪や体毛
・チョーク
・ほこり
・便

ここに挙げたようなものを食べてしまう症状が多いですが、他にもさまざまなものがあります。

夏場に氷を食べる人は、自分も異食症なのかと思ったかもしれませんが、暑いときやのどが渇いたときに少し食べるぐらいなら、問題ありません。異色症とみなされるのは、社会の一般常識の範囲を超えて、大量かつ長期間にわたって食べてしまう場合です。

異食症は軽いケースであれば、治療も必要ありませんが、毒性のあるものを食べてしまって命に危険がある場合は、必ず専門家の治療が必要になります。

異食症は、子どもと女性に多く見られます。子どもの場合は1歳半ぐらいから見られ、思春期を過ぎるとあまり見られなくなります。

小さい頃に異食症と診断されても、年をとるにつれ治っていくことが多いです。しかし、異食症は知的障害の子どもに多く、その場合は大人になっても治らないことがあります。

女性の場合は、妊娠中に多いと言われています。この場合は、出産が終わると異食症の症状もなくなるケースが多いです。

異食症の中でも、土、氷、体毛を食べてしまう症状は比較的多く見られます、ここからはその3種類の異食症「土食症」「氷食症」「食毛症」について詳しく説明します。

土食症の特徴

土食症は、子どもや妊娠中の女性に多く見られます。特に以下の障害や病気を持っている人に多く見られると言われています。

・知的障害
・精神障害
・味覚障害
・貧血

子どもの土食症は、精神障害や知的障害があるケースが多いです。また、亜鉛が不足すると味覚障害になる恐れがあり、味覚障害の人は土に含まれている亜鉛を欲して、土食してしまうと考えられています。

貧血も大きな要因とされていて、妊娠中の女性は貧血になりやすいため、土に含まれている鉄分を欲して、土食症につながると考えられています。

氷食症の特徴

氷食症は女性に多く、特に妊娠中の女性に多くみられる病気です。妊婦さんは暑さを感じやすいので、夏場なら氷を食べてもおかしくありません。しかし、氷を食べる量が製氷皿1枚分以上なら、氷食症の疑いがあります。

女性、特に妊婦さんに氷食症が多い理由は、氷が食べたくなる原因に、鉄欠乏性貧血があるからです。女性特有の生理などの身体的特徴のせいで、鉄欠乏性貧血になりやすく、氷食症にもつながるということです。

しかし、なぜ貧血だと氷を食べたくなるのかということは、はっきりわかっていません。貧血だと自律神経が乱れ、その結果、体温調節がうまくできず、口内の温度が上がることから、氷で冷やしたくなるのではないかという説もありますが、いまだ原因は不明です。

貧血以外の要因として、強迫性障害もあります。強迫性障害とは、自分でも意味がない行動だと分かっていても、特定の行為や思考パターンにとりつかれて、やめられなくなってしまうことです。氷を食べなければいけないという強迫観念が元で、氷食症になることがあります。

食毛症の特徴

食毛症のほとんどは子どもに見られます。子どもには抜毛症と言って、髪の毛や体毛を抜いてしまう心因性の病気があり、その抜毛症から、食毛症に移行するケースもあります。

抜毛症も食毛症も過度なストレスが原因だと言われています。学校でのいじめや、親子関係でのストレスが原因として考えられます。また、干渉しがちな親をもつ子どもに多く見られるという報告もあります。

子どもの中でも、特に女の子によく見られます。男の子は髪が短くて抜きにくいということもありますが、母・娘の独特な関係に原因があるという指摘もあります。

そして、食毛症は胃石などの合併症を引き起こす恐れがあります。食べた髪の毛が、胃の中でうまく消化できず、胃石と呼ばれる結石になってしまうのです。これを毛髪胃石と言い、手術が必要になる場合もあります。

異食症は何科の病院に行けばいいの?

異食症になった場合、何科の病院に行けばいいのかですが、まずは異食症の原因が何によるものなのかを明らかにしなければなりません。一般的には、内科や血液内科で血液検査をします。

そこで貧血が原因になっているとわかった場合は、食事療法や錠剤などの薬物療法が必要となります。味覚障害によって土食症になった人は、亜鉛を含む食品の摂取といった治療も行います。

女性の場合は婦人科を受診して相談するのもいいでしょう。血液検査をすると、重症の鉄欠乏性貧血だったということがよくあるようです。

異食症の原因が貧血や亜鉛不足などではなく、ストレスだという場合は、十分な休養をとってストレスを取り除くことが必要です。病院で治療する場合は、心療内科や精神科を受診することになります。

子どもの場合は児童精神科を受診して、ストレスの原因を確かめ、カウンセリングや認知行動療法、家族療法などの心理治療が行われます。

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