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内耳炎は中耳炎の進化系!? めまいや難聴、耳鳴りが病気のサイン

      2017/01/13

内耳炎・中耳炎
内耳炎は耳の奥の内耳が炎症することで引き起こされる病気です。内耳炎になると、めまいや難聴などの症状が出てきます。

中耳炎や髄膜炎を発症させた細菌が内耳に到達し、発症することが多く、治療を怠ると難聴などの聴覚障害になる危険性があるため注意が必要です。

内耳炎の種類とそれぞれの症状

内耳は耳の鼓膜の奥にある器官で、聴覚や平衡感覚を司る部位です。この内耳が炎症を引き起こすと内耳炎が発症します。

内耳炎は症状の表れ方によって急性内耳炎と慢性内耳炎に分けられています。

・急性内耳炎
視野が激しく回転するような激しいめまいや吐き気を感じるようになり、実際に嘔吐することもあります。また、難聴や耳鳴りが聞こえるようになり、聴力に大きな変化が表れ始めます。

内耳は聴力や身体のバランスを司る器官で、その機能が炎症により障害を受けるため、このような激しい症状を引き起こすことになるのです。

・慢性内耳炎
耳鳴りが聞こえるようになったり、徐々に難聴が進行してきたりし、聴力に変化があらわれていきます。さらに、症状が悪化すると、立ちくらみや軽いめまいを覚えるようになり、バランス感覚の異常を感じるようになります。

内耳炎の種類別の原因

内耳炎の原因は複数あります。

・中耳炎性内耳炎
中耳炎を原因とする内耳炎は中耳炎性内耳炎と呼ばれています。中耳炎性内耳炎は、内耳の側にある中耳が炎症を引き起こしその炎症が内耳に到達し、内耳炎を発症するものです。

原因となる中耳炎は慢性化膿性中耳炎、真珠腫性中耳炎などです。中耳炎性内耳炎は中耳に表れた症状を放置している場合に発症するもので、症状が慢性的に継続することが特徴となっています。

・髄膜炎性内耳炎
髄膜炎を患った場合、その炎症が内耳にまで広がる場合もあり、髄膜炎性内耳炎と呼ばれています。

髄膜炎は脳や背中を通る神経中枢である脊髄を覆う髄膜に細菌が感染して炎症を発症させる病気です。ここで、髄膜炎の原因菌が内耳を感染して内耳炎が発症することがあります。

・ウイルス性内耳炎
おたふく風邪やインフルエンザのウイルスが内耳に感染して稀に内耳炎を発症させる場合があります。このようなウイルスを原因とした内耳炎はウイルス性内耳炎と呼ばれています。

髄膜炎性内耳炎とウイルス性内耳炎を患うと、症状が急に表れることが多くなっています。

内耳炎の治療

内耳炎は耳鼻科で診察と治療が行われます。検査は、聴力検査を実施して難聴の有無が確認されます。さらに、めまいの状態を確認するために平衡機能検査が実施される場合があります。

診察により内耳炎が見つかると、炎症の治療が行われます。急性内耳炎は抗生剤の投与により、炎症の原因である細菌やウイルスの除去をします。また、内耳の機能を回復させるためにビタミン剤や副腎皮質ステロイド薬の投与をすることがあります。

慢性内耳炎も、抗生物質が投与されることがあります。しかし、慢性内耳炎の原因である慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対して抗生物質の投与はあまり効果がなく、中耳炎の治療が優先されます。

慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎は、鼓膜や耳の奥に穴が開くことで細菌が自由に耳の奥に出入りするようになって引き起こされる症状です。そこで、鼓膜や耳の奥の穴をふさぐために、鼓室形成術といった外科手術によって治療をします。

中耳炎の症状が進行し内耳炎まで発症してしまうケースでは、治療の後にも難聴などの聴覚障害が残ってしまう危険性があるため、少しでも耳に異常を感じたら、耳鼻科を受診して診断を受けることが大切です。

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