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体が冷えることで起こる寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)について

      2017/01/20

体が冷えることで起こる寒冷蕁麻疹

寒冷蕁麻疹が起こるメカニズムについて

冬になると患者が増加するといわれる「寒冷蕁麻疹」これは、皮膚が急激な温度低下に晒されたときに起きる蕁麻疹です。

「寒冷」とはいえ、夏場でも発症する人は少なくありませんし、中高年の寒冷蕁麻疹は特に注意が必要です。

それは、リウマチや悪性リンパ腫、肝炎などの重大な病気が潜んでいる恐れがあるからです。寒冷蕁麻疹のメカニズムは、皮膚下の血管の周りにある肥満細胞が急激な寒暖差によって刺激され、ヒスタミンが放出されることによるものです。

ヒスタミンの放出自体は免疫機能によるもので、自分の体を守るためともいえますが、花粉症のように過剰防衛しているといえば分かりやすいかもしれません。

ヒスタミンが放出されると、血管が拡張され、血漿が血管の外に漏れ出し、かゆみを引き起こす蕁麻疹となって皮膚に現れます。そのきっかけとなる行動は、冷たいフローリングの床を裸足で歩いたり、外に出て外気に触れたり、冷たいものを食べたりすることです。

「え? そんなことで?」と思いますよね。キンキンに冷えたグラスビールを手に持つ、たったそれだけで発症する可能性があるのです。

寒冷蕁麻疹のキッカケは「体温よりも低いものに触れた場合」「急激に体温が下がった場合」の2つに分けられます。ここで注意してほしいのは、「しもやけ」とは異なることです。

しもやけは冷えて血行が悪くなることによって炎症が起こる状態です。寒冷蕁麻疹は放置して治ることもありますが、掻いてしまうと悪化して跡が残ることもあります。

冬はただでさえ乾燥しているため、かゆみが強まり、無意識に掻いてしまうことが多いためです。

寒冷蕁麻疹の予防策、発症時の対処法

寒冷蕁麻疹の予防策としては、原因である寒暖差を極力避けること。

簡単にできる予防法としては常温、または温かい飲み物を飲むように心掛ける、汗をかいたら冷える前に小まめに拭く、外気に肌を晒さないような服装をする、温度差のある場所を行ったり来たりしない、保湿を心掛ける、などです。

発症した場合に、抗ヒスタミン剤などを処方してもらうことも可能かもしれませんが、それは原因を取り去ることではなく一時的な対処法であることも忘れないでください。

また、寒冷蕁麻疹を発症したときに絶対に注意してほしいことが、掻かないこと。

一度掻いてしまうと、その部分は軽い炎症を起こします。乾燥している状態では治りも遅く、さらにかゆみが増します。一度掻いてしまったらそのループになると考えてください。

寒冷蕁麻疹は、寒暖差による刺激がなくなれば消えていくのが普通です。暖かい場所に居てもずっと蕁麻疹が出ている、だとか、何日経っても治らないままだとか、気になる場合はすぐに皮膚科を受診するようにしましょう。

 - Ⅰ型, アレルギーの種類, 蕁麻疹(じんましん)