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メカノレセプターが低下するとよく転ぶ?セルフチェックのやり方

   

メカノレセプター
私たち人間は普段、当たり前のように立ったり歩いたりしていますが、ただ単に筋肉が私たちの体を支えているだけではありません。様々な機能が複雑に組み合わさることで、それが可能となるのです。

これから紹介するメカノレセプターという機能もその内の1つです。聞きなれない名称かもしれませんが、健康で安全な日常生活を送るには欠かすことができない機能の1つですので、ここでの説明を是非参考にしてください。

メカノレセプターとは?

メカノレセプターと聞くと何だか高度なロボットの名前のようですが、これはれっきとした人間の身体の機能のことです。

一般には感覚受容器、力学的受容器、機械受容器などと呼ばれているもので、私たちの体には、このメカノレセプターがあらゆる部位に存在しています。

感覚受容と呼ばれるだけあって、体の姿勢、バランスを保つためには欠かすことのできない機能なのです。

関節部分に多いと言われていますが、足底にあるメカノレセプターは特に重要な役割を果たしています。

足底には、3つの部分に渡り集中して存在しています。主に両足の親指、そして、土踏まず以外の2か所(踏みつけ部とかかと部)です。

足裏のメカノレセプターは私たちが直立するとき、歩行するときなどに、地面からの圧力を感じる機能があります。そしてその情報を脳に送ることで、姿勢のバランスを保つように体全体に指示を出しているのです。

しかし、メカノレセプターと脳はその両者だけでその働きをするのではありません。平衡感覚を司る器官として有名な、三半規管と共同で体を支えているのです。

つまり、目や耳からの三半規管からの情報とメカノレセプターからの情報が伝わることで、より正確なバランス情報が脳に伝えられることになります。

メカノレセプターの機能低下で起こる問題

「最近の子どもはよく転ぶ」と言われます。実はこれもメカノレセプター機能が低下していることで起こっている事態の1つなのです。子どもだけでなく、高齢者がよく転んでしまうことも、同様の理由です。

足裏のメカノレセプターが今そこにかかっている圧力を正確に脳に伝達できなくなることで、安定して歩くことができない、まっすぐ立つことができない、などの障がいが起こります。

メカノレセプター機能の低下は、転ぶ時の危機管理能力にも影響していると言われます。

通常、人間は転ぶ時に反射的に顔や頭を守るために手をつこうとします。しかし、正確な情報が伝わっていない脳では、その反射が正しくに働きません。最近の子どもが、転びやすくなったのと同時に、よくケガをしてしまうのはこうした理由からなのです。

車社会、ネット社会、慢性的な運動不足社会、と言われる現代では子どもや高齢者以外の人たちも、その機能は低下傾向にあると言われています。「風邪でも病気でもないのに、最近よく躓いたり転んだりする…」という心配を持つ人のためにも、自分でメカノレセプター機能を確認する方法をご紹介します。

自分でメカノレセプターを確認する方法

メカノレセプター機能が健全かどうかを確認する方法は、閉眼片足立ちです。文字通り、目をつむって片足で立つことですが、この姿勢を10秒~15秒保つことが出きれば、大きな問題はないと言えます。

正確に測るためには、

・裸足で行う
・平面の場所で行う
・両手は直立か腰に当てながら行う

の3つのポイントを守りましょう。

ただし、高齢者の方は転倒すると危険ですので、誰かに手伝ってもらいながら実践してください。また、周りに危険な物がないかも事前に確認しておきましょう。

メカノレセプターの機能を向上させるために

メカノレセプターの機能は使用されなければすぐに低下してしまいます。しかし実は、正しい日常生活を送り、いくつかの運動を実践していれば、その機能は比較的簡単に向上させることができるのです。それらについていくつか挙げてみます。

・自分に合った靴で歩く習慣をつける
・家の中では裸足で過ごす
・足指のグーパー運動
・バランス運動をする

これらの運動・習慣を日常的に行っていれば、メカノレセプターは段々と向上していきます。ウォーキングは、あえてバランスの悪い道(山道や砂浜など)を歩くことも、メカノレセプターを刺激し活発化させることができる方法の1つです。

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