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乳幼児のRSウイルス感染は危険!潜伏期間・感染経路は?

      2016/12/06

RSウイルス
RSウイルスには誰しも一度は感染するものですが、赤ちゃんや乳幼児が感染すると症状が重症化する危険性があるため注意が必要です。

1歳未満の乳幼児を抱えている家庭では大切な子どもをRSウイルスから守るため、手洗いや消毒などの対策を行うようにしましょう。

RSウイルスとは?

RSウイルスは、RSウイルス感染症の原因となるウイルスです。RSウイルスは冬から春にかけて流行しやすく、赤ちゃんや乳幼児などの子どもに感染します。

RSウイルスの感染力は非常に強力で、2歳までにほぼすべての子どもが一度は感染します。最初にかかった場合の症状はやや重くなるものの、何度も感染を繰り返すことで徐々に免疫が付き、症状は軽くなっていきます。

RSウイルスの潜伏期間・感染期間

RSウイルスに感染すると、2~8日間ほどの潜伏期間を経て症状が発症します。

感染期間については感染から3~4日が経過した頃より始まり、症状が消えた後の1~3週間ほど感染力が継続します。

症状が消えても数週間は感染力が残るため、子どもがRSウイルスに感染した場合には、症状が収まっても他の子どもに接触させないように、注意が必要です。

RSウイルスの感染経路は?症状は?

RSウイルス感染症は、飛沫感染と接触感染の2種類の感染経路があり、飛沫感染は、感染した人のくしゃみや咳により空気中に飛散したウイルスを吸い込むことで感染します。

飛沫感染はマスクの着用で防げるため、RSウイルスに子どもが感染した場合には、マスクを着用させると他の子どもへの感染を防げるでしょう。

RSウイルスは衣類や指先についた場合にも4~7時間ほど感染力が持続し、衣類や玩具についた感染者の鼻水や痰を子どもが指で触れて、指を舐めてしまうとRSウイルスに感染してしまいます。

このように、RSウイルスには飛沫感染接触感染で感染しますが、珍しいことではありません。

生後2歳までにほとんどの乳幼児がRSウイルスに感染します。初めてかかった場合には鼻水が出て、その後に38~39℃ほどの発熱と咳の症状が表れます。

また、最初に感染した乳幼児のうち、25~40%程度に気管支炎や肺炎が発症します。通常、RSウイルスに感染した場合、数日から1週間程度で症状が収まることが多いです。

RSウイルスには複数回、感染する場合もあり再感染の場合には症状が軽くなります。

ただし、生後6ヶ月以内の乳幼児や生まれたばかりの赤ちゃんがRSウイルスに感染すると重症化しやすく、場合によっては無呼吸の症状に陥り命の危険が表れるため注意が必要です。

RSウイルスの治療法

RSウイルスに感染した場合には、多くの場合で対処療法により治療が行われ、風邪に対する治療と同様に、適切に水分と栄養を補給し、熱を冷やして経過を観察します。

RSウイルス感染症の通常の症状では入院は必要ありません。

ただし、呼吸障害が発生したり、脱水症状が表れている場合など、症状が重症化している場合には入院が必要になります。また、呼吸器の症状に対しては気管支拡張薬が用いられたり、細菌感染の合併症が疑われる場合には抗生剤の投与も行われます。

大人もRSウイルスに感染する?

RSウイルスへは小さな子どもが感染することが多くなっていますが、感染力が強く生活空間によく見られるウイルスであるため、大人でも感染してしまいます。

大人がRSウイルスに感染しても、軽い症状で済むことが多くなっています。大人の場合、鼻水や発熱などの症状が表れて風邪と勘違いすることがほとんどです。

大人になるまでにはRSウイルスに感染しているため、大人は免疫が鍛えられており重症化することは少ないのです。

実際、風邪が流行しているとき、本当は風邪ではなくRSウイルスの感染が広がっていたという場合もあります。

RSウイルスの予防法

RSウイルスに対しては、感染する年齢に気を配る必要があります。

生まれたばかりの赤ちゃんや1歳未満の乳幼児が感染すると重症化しやすいため、1歳未満の乳幼児はRSウイルスに感染しないよう対策しなければなりません。

感染の予防法としては、接触感染を防ぐため、手をよく洗うように心がけ、子どもが扱う玩具やドアノブなどをアルコールで消毒することが必要となります。また、乳幼児を人混みに連れてゆくことをなるべく避け、冬にはマスクを着用させることも有効です。

さらに、赤ちゃんや子どもへの感染を防ぐ最大の予防法は、家族がRSウイルスに感染しないことです。

子どもの感染原因は家族からの感染であるため、親や兄弟が手洗いやマスクの着用を心がけ、感染しないような生活を送っていると、必然的に子どもの感染も防げるようになるでしょう。

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