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冬の肌トラブル!しもやけ(凍瘡)辛い乾燥肌には血行促進が大切

      2016/12/12

しもやけ

誰もが一度は経験したことがあると思われる「しもやけ(凍瘡)」。軽く見られがちな冬のトラブルですが、放っておいても改善することはなく、悪化が進んでさらに辛い症状に悩まされてしまいます。

このしもやけを効果的に予防し、また軽い段階で処置していくにはどういったことに気を付けていけば良いのでしょうか。しもやけができる仕組み、しもやけになりやすい人の傾向などをよく知り、具体的な改善方法を探っていきましょう。

冬場の肌トラブルしもやけ(凍瘡)とは?

空気の乾燥や、気温差が激しくなる冬場は、肌に大変な負担がかかるためにトラブルも頻発する季節です。中でもしもやけ(凍瘡)は、患部の腫れに加えてひどい痛みやかゆみを伴うので、最もつらい冬場の肌トラブルの一つと言えるでしょう。

一般的には、よくある冬特有の問題としてあまり重大視されないのですが、症状を発している本人にとっては、泣きたくなるくらいの不快さです。じっと我慢をしていても改善されるものではありませんので、ここはぜひ適切な処理でしもやけの辛さを解決していきましょう。

しもやけの特徴・症状

しもやけの外面的な症状としては、赤く・あるいは赤黒く幹部が腫れるのが一般的です。腫れ方には個人差や程度の差はありますが、いつもの靴先がきつく感じられてしまうほどに、大きく腫れあがってしまうこともあります。

そしていったん幹部が温められ、血行が活発になると、強烈なかゆみや痛みを感じます。腫れぼったさに加え、この痛みとかゆみこそが、しもやけの最大の辛さと言えるでしょう。

また、しもやけは肌の乾燥トラブルを併発する場合が多くあります。しもやけで硬くなってしまった皮膚の表面に亀裂が入ると「ひび」になり、また真皮部分が赤く見えてしまう状態になると「あかぎれ」になります。どちらも、気温差や物理的刺激を受けるとひどく痛みます。

水仕事の多い方ならば、皮膚表面に湿疹をともなう、ただれのような症状が出ることもよくあります。しもやけのかゆみに耐えかねて搔き壊してしまうと、治りにくくなってしまったり、別の皮膚炎に発展する可能性もあるので要注意です。

いずれにしても、しもやけを放置してしまうとこれらの症状は悪化してしまい、不快症状も深刻化します。季節が巡って気温が高くなると、自然に改善されることもありますが、それを待たずに軽い段階で早めの対策を立てましょう。

ちなみに、しもやけ(凍瘡)が続くと凍傷になってしまうという俗信がありますが、これらは全くの別物です。

凍傷は極度の低温に急激にさらされることで体の末端部分が血流から遮断されて凍り、皮膚や内部組織が壊死してしまうというもの。いずれも寒さが原因のトラブルではありますが、しもやけが発展して凍傷になるということはありません。ですが、「凍傷に比べれば大丈夫」と甘く見て油断してはいけないのが、しもやけです。

しもやけの原因

しもやけ(凍瘡)の原因は、血流の停滞によると言われています。気温が低くなるとどうしても体中の血流が悪くなり、特に手足の先といった末端の部分への血液の流れが滞りがちになると、それらの部分が極端に冷えてしまい、しもやけの症状を発するのです。

同様に、極端に冷たい空気にさらされ続けてしまう事でも、しもやけの症状が現れます。手足の先に次いで、露出機会の多い顔や手先、耳などがよくしもやけの症状を出すのはこのためです。

しもやけになりやすい人の傾向

しもやけの主な原因は、体内の血行の悪さにあります。手足の先が冷たくなりやすく、いくら温めても改善しにくい、というようないわゆる「冷え性」の方に、非常に多く見られます。このことから女性に発症することが多い症状でもあります。

一方で、子どもにも多くの発症例が認められます。大人と比べて、子どもの体は恒常的に温かいことが多いので、逆に感じられるかもしれません。ですが、体温調節機能が未発達な子どももまた、しもやけになりやすいと言えます。

寒い中を気にせず肌を露出させてしまっていたり、汗や水で湿った状態の衣類をそのまま放置してしまったりすることで、皮膚表面が極度に冷え、しもやけになってしまうのです。

しもやけ治療法は?

軽いしもやけの治療には、まず血行の改善が第一に挙げられます。民間療法としても知られていますが、しもやけ患部を温水と冷水に交互につけて血の流れを良くする、という方法があります。

また、血流を改善し、肌の強さを保つ効果のあるビタミンEを積極的に摂取しましょう。サプリメントの他、ビタミンEはかぼちゃやモロヘイヤ、ナッツ類、青魚、植物油に多く含まれています。

痛みやかゆみが辛くて眠れないほどであれば、我慢せずに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。内服薬とともに、皮膚のただれやかゆみを抑える、ステロイド外用剤での処置が可能です。

しもやけにならないために心掛けること・対策

しもやけの基本予防対策は、冬場の肌の露出をできるだけ避け、温かく装うということです。

保温性の高い衣類を工夫して着用し、手足などの末端部分だけが冷たくなってしまわないように気を付けましょう。露出の多い部分については、保湿力の高いクリームや、ワセリンなどをしっかり塗るのが効果的です。

また、衣類・肌表面が濡れた状態がなるべく長く続かないようにします。水仕事や入浴の後はしっかりと肌表面の水気をふき取る、乾いた肌にクリームを塗る、といった習慣をつけましょう。

汗をかいたり、悪天候で濡れてしまった手足は絶対にそのまま放置せず、なるべく早く乾いた衣類に着替えます。手袋やブーツなどは、毎回脱いだ後によく内側を広げて乾かすのが効果的です。

そして冷え性の方は、軽い運動や半身浴などで、体質改善につとめましょう。

水分の十分な補給や体を温める食材の摂取、湯たんぽや機能性靴下などの冷え性対策グッズを上手に使って、体の一部が極端に冷えてしまうのを防ぐことで、効果的なしもやけ対策が可能となります。

まとめ

冬の大敵である、しもやけに陥る体のメカニズムと、具体的な対策法を見てきました。冬の風物詩のようにとられ、「春になれば治る」などと悠長に構える人も中にはいますが、このしもやけの辛さを目の当たりにすれば、早急に適切な処置をして治してしまうのが堅実です。

しもやけは手足末端だけの問題ではなく、体中をめぐる血流の不調が元でできているトラブルです。気温の低い季節も体を温かく保ち、快適な健康生活を送るためにも、しもやけ対策の習慣は大いに貢献すると言えるでしょう。日頃の小さな習慣の積み重ねで、不快なしもやけを予防しましょう。

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