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歩きづらい靴で軟骨がすり減る?変形性膝関節症に要注意

      2016/12/24

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、自覚症状は様々ですが、あらゆる原因が考えられています。膝に何らかの違和感や痛みを感じたり、腫れが見られるなどの症状がみられた時には整形外科の受診をお勧めします。医師の適切な治療と、アドバイスが大切です。

変形性膝関節症の症状

症状の現れ方は人によって差があり、膝関節の変形が進んでいても自覚症状がない場合もあります。

一般的な症状は、初期、中期、末期に分けられます。

・初期の場合
朝に目が覚めて歩き始めると、膝に違和感や痛みを感じます。しばらく膝を休めると、症状が治まって痛みも消えることが多いです。

・中期の場合
痛みに加え、膝の曲げ伸ばしがつらくなります。階段を下る際は特に大変です。腫れたり、熱を持ったり、水が溜まるといった症状が現れたりします。膝の動きによって、骨がすれるような感じもあります。

・末期の場合
痛みがひどくなり、日常生活を送ることが難しくなっていきます。思うように活動できず、ストレスの原因にもなりうると言えます。見た目にも、関節の変形が分かるようになることが特徴です。

変形性膝関節症の原因

一次性変形性膝関節症の場合は、病気やケガといったように、はっきりした原因ではないものです。

一次性に挙げられる原因は、膝の軟骨がすり減ることで起こるとされます。これは、筋肉が衰えたり、肥満などから、このようなことになると考えられています。

ほかにも、偏平足であったり、O脚のような脚の形によるもの、とも言われます。加齢や、膝への負担がかかる動き、足に合っていない靴なども危険とされる要因です。

一方、病気やケガといった原因が明らかなものは、二次性変形性膝関節症となります。二次性に挙げられる原因は、膝関節のねんざ、慢性関節リウマチの他、靭帯・半月板・関節軟骨の損傷も挙げられます。

変形性膝関節症にやりやすい人の特徴

膝の内側に負担がかかることで変形性膝関節症になりやすくなります。そのため、O脚の人がこの症状になりやすい傾向があるそうです。

また、女性ホルモンであるエストロゲンの影響も考えられています。エストロゲンは、軟骨の成分を守る働きがあります。閉経後、エストロゲンの分泌が少なくなることも可能性とされます。そのため、閉経後の女性も変形性膝関節症になりやすいと言われています。

運動不足の人は、脚の筋力が衰えることから、膝への負担が増えます。肥満の傾向にある人も、体重が膝への負担となるため、注意が必要です。スポーツなどで膝周辺を損傷した場合も、軟骨の変形に関わるとされます。

変形性膝関節症の治療法

薬物療法では、炎症を抑えて痛みを緩和するために、抗炎症剤が使用されます。

内服薬の場合、比較的に早い効果が見られます。外用薬の場合、軟膏や湿布薬で、非ステロイド性のものは長く使用できます。

注射の場合もあり、膝関節内にヒアルロン酸を補います。ヒアルロン酸には、関節軟骨を保護し、すり減りを抑える働きがあるためです。関節軟骨の潤滑を良くし、痛みを和らげる効果も期待できます。

炎症が強い場合であれば、ステロイドを注射します。痛みを抑える作用が強く、炎症を鎮めます。ステロイドは、軟骨への副作用が考えられるため、通常であれば長期の使用は控えます。

温熱療法もあり、患部を温めることで改善する治療法です。温シップを貼ったり、入浴で温めたり、サポーターを使うことで、冷えないようにすることも有効的です。ただし、熱を帯びたような腫れが見られる場合、冷却療法となります。

そして、運動療法による治療もあります。体を動かすことで、血流を良くすることが目的です。患部が温まり、老廃物を体外へ出すといった効果が考えられます。細胞が活発になり、関節軟骨が再生されやすくなることでの改善が期待できます。肥満への対策としても良い方法です。

温熱療法と運動療法は、医師の指導に従って行うことが基本とされます。薬物療法、温熱療法、運動療法でも効果が見られない場合、外科的療法として手術を行います。

変形性膝関節症にならないためにできること

日頃の生活を振り返り、膝に負担がかからないよう心がけます。

血行を良くするためには適度な運動も必要となります。特に、肥満の場合は体を動かすことが大切です。体重を減らすことで、膝にかかる負担を軽くすることにつながります。

普段から履いている靴が、自分の足に合っていなければ、靴屋の店員さん、トレーナーさんに話を聞いてみて自分の足に合ったものと替えるようにします。激しいスポーツをしている場合も注意が必要です。膝に、何か気づいた点があれば、早めに整形外科を受診することをおすすめします。

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