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アトピー性皮膚炎を治療する3つのポイント!

      2017/01/20

アトピー性皮膚炎を治療する3つのポイント!

アトピー性皮膚炎の治療を行う上で大事なポイントは3つです。

「清潔な肌と保湿」「適切な薬物治療」「原因因子の対策」、この3つの対策をとり、できるだけかゆみを抑えながら症状を緩和していきます。

1つ目のポイント「清潔な肌と保湿」

アトピー性皮膚炎の症状が出ている皮膚は、皮膚のバリア機能が低下しています。そのため刺激に弱く、水分保持機能も低下しているのです。

通常は弱酸性に保たれている皮膚表面が、アトピー性皮膚炎を発症している人の皮膚ではアルカリ性に傾きやすくなり、皮膚表面で黄色ブドウ球菌が繁殖しやすくなっています。

黄色ブドウ球菌が出す毒素がアトピー性皮膚炎を悪化させる要因となるため、入浴やシャワーで皮膚を清潔に保つことが重要になります。

また、この時に気をつけたいのが、強く擦らないこと、洗浄力の強すぎる石鹸等を使わないこと、石鹸成分が残らないようにしっかりとゆすぐことです。

入浴やシャワーの後には保湿ケアを行いましょう。処方されている薬剤の塗布も有効です。症状が軽い場合には清潔な肌と保湿を心がけるだけで症状が治まることもあります。

2つ目のポイント「適切な薬物治療」

薬物治療の主な目的は炎症とかゆみの抑制です。

炎症が起こるとかゆみが発生するため、炎症を抑えることがかゆみを抑えることになります。

薬物療法には外用薬(塗り薬)と内服薬がありますが、主に用いられるのは外用薬(塗り薬)です。アトピー性皮膚炎治療の外用薬としては、ステロイドの塗り薬とステロイド以外の免疫抑制薬の塗り薬があります。

●ステロイド薬
ステロイドの塗り薬にはその効き目の強さによって「最強」「とても強い」「強い」「弱め(ミディアム)」「弱い」という5段階があります。患者ごとの皮膚の状態や塗る部位にあわせて、適切な強さのステロイド薬が処方されるのです。

ステロイドとはもともと副腎でつくられるホルモンで、ステロイド薬というのはそれを人工的に作った薬となります。ステロイド薬を塗ると免疫反応を抑制し、炎症細胞の活性化を抑える働きがあるため、炎症を抑えることができるのです。

●ステロイド以外の免疫抑制外用薬
ステロイド以外の免疫抑制外用薬は、ステロイドとは作用機序の異なる薬です。正常な細胞には作用せず、炎症が起こっている壊れた細胞のみに作用して、過剰な免疫反応や炎症を抑えるため、肌を傷つけずに治療することが可能となります。

そのため、ステロイドで副作用が出やすい部位(皮膚が薄い顔や首など)に多く用いられます。使用し始めた当初は薬を塗布した皮膚がヒリヒリしたり、熱く感じることがありますが徐々に治まっていきます。

●内服薬
ヒスタミン薬が処方されることがあります。このヒスタミン薬はヒスタミンというかゆみや炎症の原因となる物質に働きかけることで症状を緩和する薬です。

また、ステロイドの飲み薬や、免疫抑制薬が処方されることもあります。

3つ目のポイント「原因因子の対策」

いくらスキンケアを行ったり、薬剤を使ったりしても、原因因子に晒され続けていれば症状は治まりません。アレルギー症状を起こさせている原因因子を探し出し、自分の周りから取り除く対策することが大切です。

アトピー性皮膚炎を悪化させる原因因子はたくさんあり、その原因因子も年齢により変わると言われています。

2歳くらいまでの場合は、汗や食物、細菌などが原因因子だと言われており、それ以降はハウスダストやストレス、化粧品などの原因因子が考えられます。

ハウスダストを取り除く、カビなどの発生源を絶つなど、生活環境を整えることで原因因子をできるだけ取り除き、症状を悪化させないことが大切です。

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