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肛門がヒリヒリしたり、しみたりしたら肛囲皮膚炎かもしれない

      2017/01/13

こういひふえん

あなたは「肛囲皮膚炎」という病気をご存知でしょうか。あまり聞いたことがない病名かもしれませんが、ひょんなことでも発症してしまうこともある症状であり、ひょっとしたら今現在、あなたはすでに発症しているかも…。

肛囲皮膚炎とは?

まず、肛囲皮膚炎は「こういひふえん」と読みます。

肛囲皮膚炎は、肛門の周りから臀部までの皮膚で炎症を起こしてしまい、びらん、浮腫み、色素沈着、肥厚等が発生している状態のことを言います。

炎症には内因性と外因性、大きく2つの原因から発生しており、どちらにせよかゆみが大体の場合で発生します。

肛囲皮膚炎を起こしているかどうかを確認するためには、肛門部分の微生物の培養を行うことによって検査をすることが多いようです。

肛囲皮膚炎の症状は?

肛囲皮膚炎を起こしてしまった場合、まず初期の症状では肛門がヒリヒリしたり、しみるような痛みが多くなります。

徐々に粘着感が出てくるため、その不快感を取り去ろうとしてトイレットペーパーで擦るように拭いてしまいます。そうすることにより肛門が赤く腫れ上がったり、小水疱ができてしまいかゆみが出てきます。

それがどんどん進行すると皮膚は厚くなっていき色素沈着が起こってしまいますので、拭き過ぎないようにすることが大切です。

上述までは慢性的なものですが、急性だと急に浮腫性紅斑や漿液性丘疹が皮膚にできていき、小さい水疱から膿疱へと変化していきます。

ただし、急性の肛囲皮膚炎の場合はその後出来ていた湿疹などはかさぶたになり、自然にとれたら綺麗な状態に治ることも多いです。

ということは、慢性的な肛囲皮膚炎の方が厄介になるでしょう。

肛囲皮膚炎の原因は?

お腹が弱くて、軟便が出やすい人や肛門に汗をかいてしまう人は肛囲皮膚炎になりやすいとされています。

これは、排便の後に綺麗に便や汗など汚れがきちんと拭ききれないことで肛門の皮膚の抵抗力が低下してしまった結果、炎症が発生してしまうから、というように考えられているのです。

ほかにもウォシュレットを使いすぎたり長い時間イスに座った状態を維持する仕事などを行う人に多く見られます。

そして、肛囲皮膚炎の原因は年代・性別によってなりやすい原因に違いがあります。

乳児だとオムツ替えの際に便の処理がきちんとされていないと肛囲皮膚炎を起こしやすいのですが、女性だと生理やカンジタ性膣炎等といった、女性特有の症状によって肛囲皮膚炎になることがあるため注意が必要です。

肛囲皮膚炎の治療法・何科に行けばいいの?

もしかしたら自分自身や子ども、家族が肛囲皮膚炎かもしれないと思い当たった人は肛門科皮膚科に受診したほうがいいかもしれません。

肛門の病気ですから、恥ずかしいと思ってなかなか病院に行くのに躊躇する人が多いと思いますが、2〜3年くらい肛囲皮膚炎に悩まされた人が症状に耐えかねて医師の診察を受けにいった際に、もう肛門の管内にまで炎症が広がっていたという話もあります。

そうなってからでは完治するのも大変です。

それから、自己判断で誤った軟膏やクリームを塗って治そうとする人も多いですが、これもいいことではありません。

肛囲皮膚炎には様々な微生物が原因となって発症してしまっているのですが、これがもし真菌が原因だった場合にはあなたが使用している軟膏がステロイド軟膏だと悪化してしまうケースもあります。

ほかの細菌が原因だった場合にも自己流では悪化させる可能性は高くなりので、しっかりと病院で診察を受けて自分の症状に合った薬を処方してもらいましょう。

なお、診察を受けて検査結果が出るまでには約2週間かかりますので、それまではとにかく肛門を清潔に保ち、アルコールや香辛料などを控え、お風呂の際には石鹸やシャンプーなどで刺激しないように気をつけてください。

肛囲皮膚炎にならないために心掛けること

では、肛囲皮膚炎にならないようにするためには一体どうしたらいいのでしょうか。

とても簡単な対策としては、肛門部分を清潔に保つようにすることです。特に排便をした後はトイレットペーパーだけでなくウォシュレットを使用しましょう。

ただし、上述の通り肛囲皮膚炎になってしまう原因にはウォシュレットのやり過ぎも該当していますので、バランスを保つようにしてください。

洗い過ぎてしまうと、皮膚を保護してくれている皮脂を過剰にとり過ぎてしまうため、デリケートな皮膚がダメージを受け易い状態になります。

そして、患部を綺麗にした後は軟膏をすり込むように塗っておくとより予防することが可能です。上述では、自己流で軟膏は塗らない方が良いと述べましたが、それは発症してしまった後のことであり、そうなる前であればそこまで深く考える必要は無いでしょう。

また、刺激物である香辛料やアルコールの摂取を控えるようにしてください。

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