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湯たんぽ、カイロは意外と熱い!冬場の低温やけどに要注意

      2017/01/13

湯たんぽ、カイロは意外と熱い!冬場の低温やけどに要注意

温度が低くても長時間触れ続ける事により、やけどをしてしまう事があります。それを低温やけどと言います。

冬場を快適に過ごすために用いられる暖房器具が原因となり低温やけどになってしまうケースが多いのが実情。どうやったら未然に防げるのでしょうか。

熱くもないのにやけどする!?

低温やけどは熱いと感じなくても起こります。なぜなら低温やけどは温度が低いものが長時間皮膚に触れ続ける事が原因だからです。

そのため、低温やけどの原因は生活の中の身近な物から起こることがほとんどです。低温やけどの原因になりやすい物を知っておくことで低温やけどを未然に防ぐ対策を取ることが出来るでしょう。

低温やけどの可能性がある身近なもの

低温やけどの可能性があるものはたくさんあります。

床暖房やホットカーペット、電気毛布そしてこたつなどの寒い冬の季節になれば多くの家庭で使う暖房器具ばかりです。しかも、どれも瞬間的に触れるのであればやけどにはならないような、温度のものばかりです。

低温やけどになる原因として床暖房なら、快適に過ごすための設定温度は大体決まっていますが閉塞温度といって長時間同じ場所に座ったり寝転がったりした場合、人の体と接触面の間の熱の放出が妨げられてしまいます。そうすると熱がこもり、その部分の温度が上昇し低温やけどを引き起こしてしまうのです。

高齢の男性の例では朝までこたつで寝てしまい、朝起きた時に足から出血をしていて気づいたものの重症化していて足の指を切断しなければいけなくなったケースもあります。こたつでの低温やけどは重症化が進むと足が壊死してしまう可能性もあるという事です。

そしてカイロも低温やけどの原因で、とても多いと言われています。

カイロを腰に貼ったままに加えて電気毛布を付けて寝てしまい、朝起きた時に熱傷を起こして低温やけどになってしまった例もあります。

何分くらいでやけど状態になる?

低温やけどになるまでの時間は、皮膚に触れているものの表面温度が44℃の場合、3~4時間で46℃の場合では30分~1時間、50度では2~3分で皮膚が損傷を受けます。

ちなみに低温やけどを引き起こす可能性の高いカイロの最高温度は、貼らないタイプで66~70℃、貼るタイプは63~68℃にもなります。

普通のやけどと何が違うの?低温やけどの症状とは?

普通のやけどと違い、熱くない温度でもやけどしてしまうが低温やけどです。

普通のやけどは瞬間的に高温に触れる事で起きるものですが、ほぼ反射的に手を引っ込める場合が多いです。

そのため比較的短い時間で熱い物との接触が終わりますので表面的にやけどになっても、皮膚の深いとことまでは伝わらないことが多いのです。

これとは反対に、低温やけどは熱いと感じない物に皮膚が長時間触れる事で起こります。

低温やけどは普通のやけどに比べて痛みも少なく水ぶくれもできにくく乾燥している事が多いです。そのため、一見軽そうに見えますが低温やけどのように長時間温められると皮膚だけではなく、その下にある脂肪細胞まで熱が伝わってしまいます。

通常の高温でする瞬間的なやけどは表面的にするものですが、低温やけどの場合はこの脂肪細胞の様に皮膚の深いところで起こるので重症化しやすいと言われているのです。

赤ちゃんは低温やけどになりやすい?

大人と違って体の構造がまだ未熟で体温や発汗量も違う赤ちゃんは低温やけどになりやすく、床暖房などに寝かせておくのには注意が必要です。

新生児の睡眠時間は長いので、床暖房などに長時間寝かせるのは低温やけどを起こす原因にもなりやすく、脱水症状を引き起こす可能性もあります。

床暖房やホットカーペットには寝かさず、もし寒さが気になる場合は事前に湯たんぽなどで布団を温めておき、温めた後に少し時間を置いてから寝かせる方法が効果的です。暖房器具は布団を温めたら必ず布団の中から抜き出す事を忘れないでください。

低温やけどになった場合、症状が目視できるまで時間がかかります。

はじめは痛みをほとんど感じないため赤ちゃんも平気な顔をしていることが多く、ママも気づきにくいのが特徴です。赤ちゃんの皮膚の表面がうっすら赤みがかかってきた時には、泣かなくても低温やけどを疑って対処をしたほうが賢明といえます。

低温やけどになってしまったら…

低温やけどになってしまったら見た目以上に重症化している場合も多いので早めに病院へ行きましょう。その時に患部に水ぶくれが出来ている場合は自分で潰してはいけません。

また、症状が軽いからといって自分の判断だけで放置しておくことはせずに、必ず病院を受診することが症状を悪化させないためにも大切です。

赤ちゃんが低温やけどを起こしてしまった場合は何科を受診すればいいのか迷うと思います。その場合にはかかりつけの小児科へ連絡をいれてから受診するようにしましょう。そうすれば連絡をした際に適切な対応の仕方も教えてくれます。

もし低温やけどが起こってしまったのが病院が閉まっている夜間の場合は、救急センターに連絡をすれば対応の仕方も適切な病院の案内もしてくれるでしょう。

大人の低温やけどの場合では形成外科、外科、皮膚科の中から選択して受診すれば対応してもらえます。大人の場合でも症状がひどい場合には救急に連絡をしてください。

正しい暖房器具の使い方

きちんと説明書に従えばほとんどの暖房器具は安全に使うことが出来るのですが、意外と説明書を読んでいない方も多いです。

暖房器具の取り扱い説明書には正しい使い方や安全に使う為の注意点などが記載されていますので、購入したら必ず目を通してから使用するようにしましょう。

そして、暖房器具を皮膚に直接あてる事はしないでください。冬に使う事の多い、貼るタイプのカイロも皮膚に直接あてるのではなく服の上から使うようにします。

それとカイロを貼ったままで、ストーブの横やホットカーペットの上、こたつに入らないようにしてください。もしそのまま寝てしまうと低温やけどを起こす原因になります。

寝てる間は高温で暖房器具は使わない事です。睡眠時に湯たんぽや電気毛布を使う場合は寝る直前まで空間を温めておいて寝る時には電源を切ったり、日中の活動時間よりも設定温度を落としたりして使用しましょう。

収納してある暖房器具を出し始める冬の始まりの時期には、確認のために改めて取扱説明書に目を通してみてください。

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