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アトピー性皮膚炎の重症度を理解し、適切な治療を!

      2017/01/20

アトピー性皮膚炎の重症度を理解し、適切な治療を!アトピー性皮膚炎には、患者本人の感じるかゆみや苦痛のレベルといった曖昧な指標ではなく、はっきりとした重症度の分類が存在します。

アトピー性皮膚炎の治療を考えるなら、まずこの重症度について正確に知っておく必要があります。

重症度の分類についての概要

アトピー性皮膚炎の場合、重症度は皮膚に異常の出ている部分の状況を示す「それぞれの皮疹の重症度」と、病状が身体全体のどの程度の割合に見られるかを示す「病気としての重症度」で語られます。

たとえば、腕の皮膚が極端にひどい状況であったとしても、それが腕だけに見られるなら「病気としての重症度」は低めですし、小さな異常でも全身に見られるなら高めとなります。

実際の治療においては「それぞれの皮疹の重症度」で方針が決められるため、以下ではその4段階について説明します。

各レベルの症状や特徴、皮膚の状態など

●軽微
「それぞれの皮疹の重症度」で最も軽い段階は「軽微」です。

この段階では、まだ激しい炎症の症状は見られず、皮膚が乾燥し、カサカサした状態になる程度です。

ステロイドのような薬を用いなくても、保湿剤だけで改善する場合もあります。

●軽症
次の段階は「軽症」です。

「軽微」に比べて皮膚のカサカサ感が強くなり、白い粉状のものが見えることもあります。

また、皮膚にささくれができたり、それがむけてしまうという事態も発生します。

さらに赤みも出てきますが、この段階ではそれほど強くはありません。

●中等症
「軽症」で見られる症状が一段と強くなると、「中等症」となります。

皮膚のカサカサ、赤み、ささくれがとても激しくなり、皮もよりむけやすくなります。

これに加え、丘疹(腫れによる小さな盛り上がり)や、皮膚を引っ掻いた痕なども見られるようになってきます。

●重症
最後の段階は「重症」です。

ここまでのすべての症状がさらに激しくなった状態で、丘疹や引っ掻き痕の数、強い赤みを持つ部分は増え、乾燥もいっそうひどくなります。

この段階ではステロイドの飲み薬や、16歳以上であれば免疫抑制薬の飲み薬などの使用も検討されます。

 - Ⅰ型, アトピー性皮膚炎, アレルギーの種類