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注目の花粉症治療、「舌下減感作療法」について知りたい!

      2017/01/20

注目の花粉症治療、「舌下減感作療法」について知りたい!

毎年3月くらいになると花粉症の季節がやってきます。

花粉症の人は、毎年、鼻水、目のかゆみ、だるさなどに苦しめられるのではないでしょうか。

花粉症の人は薬を飲んだり、病院で治療をしたり、様々なことをしていると思います。

近年花粉症の治療として舌下減感作療法が保険適用になりました。

保険適用で治療を希望者が増えるであろう、舌下減感作療法がどういうものかを紹介します。

舌下減感作療法とは? どんな効果が期待できる?

舌下減感作療法の治療は、体内に時間をかけて微量の抗体を取り込ませ、症状の軽減・寛解を目指すという、従来の治療法とは異なる方法です。

今までの治療は、抗ヒスタミン薬を飲むというのが一般的でした。

これは対処療法であり、花粉症を完治させるのではなく、花粉症の症状を和らげる治療でした。

しかし、この舌下減感作療法では、治療は数年と少し時間はかかりますが、花粉症を身体の中から治すことが出来るので花粉症に悩んでいる患者さんにとっては大変ありがたい事です。

それが、保険適用になったのですから、是非治療したいという人はたくさんいるのではないでしょうか。

治療内容、治療を行う期間が知りたい!

治療内容は、シダトレインという名前のスギ花粉から抽出した薬を舌下に流し込み、舌下に保持したまま2分間そっとしておき、その後飲み込みます。

これを最初の2週間で徐々に量を増やしていき、3週間目からは同じ量の薬を毎日舌下に投与します。

1回目の投与だけは病院で行いますが、その後は、自宅で行うのでそこまで手間は掛かりません。

まずは2年ほどこの治療を行い、効果を確認して、効果があった人にはさらに2年くらい治療を行うので、治療期間は合計4~5年くらいは必要です。

効果が出るまでの期間と、その効果が持続する期間は?

この治療法は、身体の免疫を変え、体質を改善する治療なので、治療してから数日で効果が出るものではありません。

基本的にまず2年間は治療を行います。

初年度よりも2年目、3年目の方がどんどん効果が出てきますが、1年目でもまったく効果がないわけではなく、長ければ長いほど効果が高くなってきます。

そして、舌下法を3~5年ほど行えば、治療をやめてしまっても長く効果が持続されると言われています。

治療を行う時期について

3~5年行えば、治療をやめたとしてもある程度効果が持続すると考えられています。
病院などでは4~5年ほどの治療期間をすすめています。

しかし、舌下法は治療を行った人全員に効果があるわけではなく、効かない人もいるのでまず最初の2年で効果があるのかを確かめてから続けるのかを決めます。

舌下減感作療法による副作用

舌下法に使われる薬は合成薬ではありません。

自然にあるスギの木の花粉から薬用に成分抽出しているので、薬による害はほとんどないとされていて、副作用の心配はないでしょう。

しかし、舌下直後にアナフィラキシーショックと呼ばれる強いアレルギー反応を起こす可能性があるといわれているので、必ずしも安全とは言えないところです。

また、このアレルギー反応は副作用ではなく、副反応といわれるので副作用自体はそこまで心配いらないでしょう。

舌下減感作療法はどんな人でも受けられるの?

基本的にスギ花粉症の患者さんのみが治療できます。

しかし、まず最初にスギ花粉に対してアレルギーがあるのか、また他のアレルゲン値が高くないかを調べる血液検査が必要になります。

また、11歳以下の子どもは治療できません。

他にも、気管支喘息、高齢者、妊婦、授乳中の人、抜歯後、口腔術後、口内に傷、炎症がある人、重症の心疾患、肺疾患、高血圧の人、全身性ステロイド薬の治療中の人などは治療を行うかどうかを医師と相談して決めます。

舌下減感作療法の治療費

治療費は保険適用になったのでかなり安くなりました。

まず、最初のアレルギー検査などで、5,000円程度、他に月に2,000円ほどですので、1年間で2万円ほどで治療が出来ます。

保険適用前は年間で6万円ほどかかっていたのですが、保険適用になってかなり安くなったのでこれからどんどん注目されていく治療法ではないでしょうか。

 - Ⅰ型, アレルギーの種類, 花粉症