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急激に症状が悪化する! アナフィラキシーの症状や対処法を知っておこう。

      2017/01/20

急激に症状が悪化する! アナフィラキシーの症状や対処法を知っておこう。

アナフィラキシーとは

多くの方が、アナフィラキシーやアナフィラキシーショックと言う言葉について聞いたことがあるのではないでしょうか。

近年アレルギーに悩む子供が増えているようで、学校の給食が原因で死亡するといったニュースで、この言葉を聞くことが多くなっています。

ただ、聞いたことがあっても、はっきりと意味がわからない、あるいは具体的にはよくわからない言葉でもあると思います。

わかりやすく簡単に説明しますと、アナフィラキシーとは、発症してから短時間で全身に重いアレルギー症状が出る反応のことを言います。

アナフィラキシーの症状について

そのアナフィラキシーですが、上記の通り、幾つかの重い症状が皮膚や粘膜、果ては内臓にまで全身的に同時に発生します。

具体的な症状として、呼吸困難、血圧の低下、失神、意識不明、蕁麻疹、嘔吐、下痢、腹痛、血管の異常拡張による浮腫(むくみ)、涙やくしゃみや鼻水が止まらないなどが代表例とされます。

いくつもの症状が、同時に発生することも多く、症状の程度によっては心停止、呼吸停止など生命に関わり、迅速な治療を必要とすることも多々あります。

アナフィラキシーの原因について

アナフィラキシーが発生する原因としては、いわゆるアレルゲンと呼ばれる、アレルギー反応を引き起こす原因となるもの(抗原)との接触・吸引・飲食が挙げられます。

具体的には卵、ソバ、ピーナッツ、牛乳、エビやカニ、キウイ、バナナに代表されるフルーツなどの食物性のものから、スズメバチに代表される蜂毒、ダニ、天然ゴムのような自然界の物質、抗生物質、解熱鎮痛剤、抗てんかん薬、ワクチンなどの医薬品など多岐にわたります。

一般的で軽症な即時性アレルギー(代表的な症例として花粉症など、アレルゲンに短時間に反応してアレルギー反応が出るもの)のアレルゲンと共通することも多いのです。

アナフィラキシーとアレルギーを見分ける方法

通常のアレルギー反応とアナフィラキシーの違いとしては、全身に複数の症状が急にあらわれ、重篤化しやすいということが挙げられます。

例えば通常の即時性アレルギー反応であれば、蕁麻疹が発生したり、鼻水がとまらないなどの軽い症状が(基本的には1つの症状)発生するにとどまります。

しかし、アナフィラキシーは全身のあらゆる箇所に複数のアレルギー反応が起こり、その症状はすぐに治療を必要とするレベルであると言えます。

アナフィラキシーになったときの対処法は?

アナフィラキシーは、アレルゲンに接触しないということが最も重要な予防になります。

万が一アレルゲンと接触し、アナフィラキシーが発生した場合には、迅速な対処・治療が必要となります。

すぐに医療機関へ受診しに行くか、場合によっては救急車の要請などが必要です。
ただ、緊急的には幾つかすべき対処法があります。

まず、アレルゲンを取り除きます。

具体的には口の中に残ったアレルゲンの食物をかき出したり、皮膚に付着したアレルゲン物質を拭き取ったりします。

また、蜂の毒針などを抜く(無理にするとむしろ残った毒を体内へ注入するなど逆効果になることもありますので、注意が必要です)などの対処になります。

そして安静にして楽な姿勢をとらせます。
嘔吐している場合には、嘔吐物で喉が詰まらないようにしてください。

また、症状が一度収まっても再び発生することがありますので、注意してください。

具体的な治療方法で最も効果的で即効性があるものとしては、アドレナリンの筋肉注射が挙げられます。

短時間(10分程度)で効果が出る治療方法ですが、効果が出ない場合、2度3度繰り返して注射する必要があることもあります。

症状が重いケース(呼吸困難や意識障害など)に処方されることが多いです。

なお、以前にアナフィラキシーを発症したことがある人の中には、アドレナリン自己注射薬を携帯していることもあります。

携帯には医師による処方が必要ですが、事前に周囲の人に伝えておけば、自分で注射出来ない場合でも対処出来ます(注射の仕方について指導を受けたりすることも出来ます)。

但し注射して症状が収まった場合でも、必ず医療機関でその後診断を受けてください。

次に蕁麻疹や血管拡張型の浮腫に特に効く抗ヒスタミン薬や、症状が重い場合にはステロイド薬が使用されます。

また呼吸器系に症状が出ている場合には、気管支拡張薬を使用します。

いずれにしましても、アナフィラキシーを発症した場合には、応急処置をした上で、迅速に医療機関で受診するという原則を忘れてはいけません。

 - Ⅰ型, アレルギーの種類