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蜂毒アレルギーの原因はスズメバチだけじゃない?まずは検査を

      2017/01/20

蜂毒アレルギーの原因はスズメバチだけじゃない?まずは検査を

蜂毒アレルギーの検査について

スズメバチなどに刺されて亡くなる方は、国内でも年間数十人以上にものぼります。

スズメバチのような毒性の強いハチだけでなく、ミツバチなどでも蜂毒のアレルギー症状が発生することもあります。

死亡にまで至らないまでも重症になるケースが数多くあり注意が必要です。

よく言われることに「2回目に刺されると危ない」という説がありますが、初回でもアレルギー反応は普通に起きる場合があります。

いずれにせよ、事前に蜂毒アレルギーがあるかないか知っておくことが、自然の中での仕事やアウトドアなどの趣味がある方にとっては大切です。

そのためには蜂毒アレルギーの検査を受けておくべきでしょう。

蜂毒アレルギーの検査には、幾つか手法があります。

まずは「スクラッチテスト」が挙げられます。
針で腕の内側に蜂毒を垂らし、血が出ない程度に軽くひっかきます。

蜂毒アレルギーを持っていれば、15分で赤くなったり軽く腫れたような反応が表れます。

次に「皮内テスト」があります。薄くした蜂毒を皮膚中に注射します。

15分後にその反応の程度を計測して、蜂毒アレルギーに対して陽性か陰性か判断します。

最後に「RAST法」が挙げられます。
採取した血液から蜂毒に対するのIgE抗体というタンパク質の量を測定するのです。

血液中に蜂毒に対するIgE抗体が大量に含まれていると、アレルギーが出やすくなります。

ハチに刺された経験がある場合のみに使われます。

また、ハチに刺されてから1ヶ月程度経ってからでないときちんとした結果が出ないので、その点は注意してください。

蜂毒アレルギーの治療法について

蜂毒アレルギーがあるとわかれば、治療方法を考える必要があります。

特にハチにさされやすい環境にある方の場合には最重要事項となります。

根本治療としては、減感作療法(アレルゲン特異的免疫療法)という治療法があります。

蜂毒アレルギーの原因であるアレルゲン(アレルギー原因物質)をごく少量ずつ体内に入れ、その慣れによってアレルギー反応を抑制していく治療法です。

これによりハチに刺されても重篤なアレルギー反応が発生することはなくなりますので、相当の安心感につながります。

ただし、かなり専門的な治療ですので、実施している医療機関は限定されています。
また、健康保険も適用されません。

一方で対処療法としては、アナフィラキシー症状の緩和に即効性のあるアドレナリン注射が挙げられます。

通常医療機関で受診した上での処方となります。

しかし、ハチに刺されやすい職業に従事している方や、過去にアナフィラキシーを発症した方の中には、アドレナリンの自己注射薬を携帯している方もいることでしょう。

症状が酷い場合には自分で注射出来ないこともありえますので、事前に周囲の方に蜂毒アレルギーについて周知しておくことも重要になります。

なお、アドレナリンの自己注射薬は医師の処方が必要ですが、健康保険が適用されます。

 - Ⅰ型, アレルギーの種類