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アレルギー性鼻炎・気管支喘息は様々な種類のカビに要注意

      2017/01/27

アレルギー性鼻炎・気管支喘息は様々な種類のカビに要注意

カビとアレルギーの関係性について

カビはキノコなどと同じ菌類に属しており、胞子を飛散させることで繁殖していきます。

この胞子が鼻に入ることによってアレルギー鼻炎や気管支喘息が引き起こされることがあります。ハウスダスト症候群を引き起こす原因のひとつとなっています。

アレルゲンとして有名なのはスギをはじめとする植物の花粉ですが、花粉とカビの胞子との違いは、湿気に強いかどうかです。花粉は湿気を含むと飛散しにくくなるため、加湿器が有効です。ところがカビは高温多湿の環境だと逆に繁殖しやすいため、胞子も増えていきます。つまり、花粉とは全く逆で、加湿器は逆効果だといってもいいでしょう。

また、カビによって引き起こされる病気は、鼻炎や喘息をはじめとするアレルギー性疾患だけではありません。感染症とカビ中毒があります。

感染症は、人間の体にカビがとりつくことで引き起こされるものです。主なものとしては水虫や田虫があり、いずれも治りにくいのが特徴です。

カビ中毒は、カビの持つ毒が体内に入ることによって引き起こされるものです。とはいえ、細菌性食中毒の毒素のように、急激に体調が悪化するようなことはありません。長い時間をかけて、慢性的に体をむしばんでいくのです。

主な症状としては肝臓や腎臓の機能障害がありますが、最も気を付けなければならないのは「発癌性が確認されていること」です。

自然界に存在する毒素としては、最も高い発癌性を持っているともいわれていますので、部屋を清潔にして繁殖させないようにするなど、カビに対する注意が必要です。

アレルギーの原因となるカビの種類

では、アレルギー性鼻炎や喘息の原因となるカビはどのようなものでしょうか。主なものを紹介します。

・クラドスポリウム

俗に「クロカビ」といわれるもので、空気中に飛散しているカビの胞子のうち、もっとも多いのはこれだとされています。パンやミカンに生えるほか、浴室などの壁のシミの原因になることもあります。

・アルテルナリア

「ススカビ」と呼ばれる品種で、湿気の多い浴室や台所、結露した壁などによく生えます。胞子のサイズが比較的大きいため、アレルギー性鼻炎の原因となりやすいといわれています。

・クリプトコッカス

ハトのフンなどに含まれており、カビというよりも菌といった方がいいかもしれません。アレルギー性鼻炎の原因となるほか、免疫力が落ちている人が吸い込むと髄膜炎の原因になることもあります。

・トリコスポロン

湿った木材を好んで苗床にするタイプのカビで、木造住宅に住んでいる人は要注意です。胞子はアレルギー性鼻炎の原因となるほか、吸い込むことで肺炎を引き起こす可能性もあります。

・アスペルギルス

一般的には「コウジカビ」の名前で知られており、味噌や醤油、日本酒などを造るときには欠かせないものです。しかし、胞子はアレルギー性鼻炎の原因となりますし、肺炎を引き起こすこともあります。

・ペニシリウム

いわゆる「アオカビ」で、抗生物質「ペニシリン」の原材料でもあります。食べ物に生えることが多く、カビ毒はないのですが、胞子がアレルギー性鼻炎や喘息を引き起こすのは他のカビと変わるところはありません。

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