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今年のインフルエンザの特徴、症状、予防法

      2017/01/19

今年のインフルエンザの特徴、症状、予防法

例年12月から1月頃になるとインフルエンザのニュースをよく目にするようになりますが、通常の風邪よりも遥かに強く現れる症状と高い感染力のため、社会人の方はもちろん受験生を抱える家庭などでも真剣な対策が必要になります。

ここでは季節性インフルエンザの特徴や今年の対策について見ていきましょう。

インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザと風邪はよく混同されますが、実際これら二つは咳や喉の痛みなど共通する症状が多いため、初期症状の段階ではなかなか自分で判断することは出来ません。

しかし、症状が進行するとインフルエンザの場合には38度を超える発熱や頭痛や吐き気など特有の症状が現れます。

また病理学的な点で見ると、風邪の場合にはコロナウイルスやアデノウイルスなどが原因ウイルスですが、インフルエンザの場合にはインフルエンザウイルスが原因となるという明確な違いがあります。

その他に見て取れるこうしたインフルエンザと風邪の大きな違いの一つとしては、その発症時期にあります。

インフルエンザは季節性インフルエンザと呼ばれるようにある特定の季節にのみ発症しますが、風邪は基本的に一年中がその発症時期になりますので、こうした流行時期が大きく違うポイントです。

また風邪の場合には主に喉や鼻など上気道に症状が現れるのですが、インフルエンザには前述のような吐き気などの全身症状が現れます。さらにそうした症状の出が急激な体調変化となって生じることもあるので、こうした季節性や症状の特異によってインフルエンザと風邪を区別することが出来ます。

インフルエンザの感染経路

インフルエンザの流行が本格的になると、街にはマスクをつけた方が多く見られるようになりますが、これらは主に飛沫感染を防ぐという目的で用いられます。

実際インフルエンザウイルスの感染経路のほとんどは、くしゃみや咳などによって起こる飛沫感染なので、マスクを使って感染経路をシャットダウンすることは非常に効果のある対策です。

インフルエンザの保菌者がくしゃみをするとおよそ200万個の気道分泌物の粒が飛び散りますが、咳でも10万個も飛散してしまいます。

感染者から1m程度離れていてもこうした飛沫感染を引き起こしてしまいますので、流行時期に満員電車など不特定多数の方と近距離に接する場合にはマスクによる防護が必須となります。

また飛沫感染以外にも接触感染も主要な感染経路です。

デパートや公共施設などの入り口でアルコール消毒を設置しているところも増えてきましたが、つり革やエレベーターのスイッチなど感染者が触れた様々な箇所を経由して手にウイルスが付着します。

手自体は皮膚によってガードされているので直接的に感染することはありませんが、その後に手で食事を食べたり、目を擦るなど粘膜に触れてしまうと飛沫感染を引き起こしてしまいます。

インフルエンザになりやすい室内環境

インフルエンザの感染経路には飛沫感染や接触感染がありますが、空気感染も注意すべきポイントです。

直接感染者と接触しなくても、その人の咳やくしゃみで飛散したウイルスが長時間部屋に滞留します。こうした滞留したウイルスを吸い込んだ場合には空気感染となってしまうことがあるのですが、ウイルス自体が空気中に浮遊しながら長時間感染力を持つことが出来ます。

そのため、インフルエンザになりにくい室内環境を整える必要があります。

特に教室やオフィスなど閉めきった場所では対策が急務ですが、インフルエンザのウイルスが長く空気中で生きられない環境にすることが重要です。

インフルエンザウイルスは気密状態では長くその空間に滞留してしまうので、人が多く集まる場所では定期的に換気をするなど空気の入れ替えを行うことが大事です。

また冬場の乾燥した空気もインフルエンザウイルスにとって活動しやすい状態になるので、加湿器などを用いてウイルスの感染力を低減させる事が効果的となります。

2016年のインフルエンザの種類、それぞれの特徴・症状

インフルエンザのニュースなどで「今年のインフルエンザウイルスは」というような表現がなされますが、インフルエンザには様々な種類があり、毎年流行するものが異なります。

そのため、正しくインフルエンザ対策を行うにはその年の特徴を知った上で予防を行う必要があります。こうしたインフルエンザウイルスの種類として大きくはインフルエンザA型、B型、C型という3種類に分けることが出来ます。

●インフルエンザA型
インフルエンザA型は高い熱と関節痛などの全身症状が特徴ですが、さらに感染力が強いので特に警戒すべき種類と言えます。また、よくインフルエンザの変異という事が問題になりますが、変異性を持つのがこのインフルエンザA型のウイルスで、一度流行すると被害が広範囲に拡散しやすいものになっています。

●インフルエンザB型
インフルエンザB型はA型のように変異性を持つことはなく、さほど爆発的な流行を見せることはありませんが、症状は非常に重くお年寄りや子どもなど抵抗力の弱い方は重篤化する危険性のある種類です。

●インフルエンザC型
インフルエンザC型は症状がその他の型に比べると弱く、感染力も低いのでそれほど大きな感染に繋がることはありません。

こうしたそれぞれの特徴を踏まえた上で対策を行う必要があるのですが、2016年に東京都などで流行の兆しを見せているのがA香港型と呼ばれるAH3亜型となっています。

症状は発熱や頭痛など風邪に似た症状に加え、関節痛などの全身症状も強く現れるので、重症化する前に早期に医療機関を受診する必要があります。

インフルエンザの予防法

インフルエンザの予防法としては、インフルエンザワクチンの予防接種はもちろん、飛沫感染、接触感染、空気感染を防ぐということを徹底する必要があります。

国立感染症研究所やエリア毎の市役所情報などによって流行の兆しが見えた時には、人混みではマスクをつけるなど昔ながらの一般的な予防法が有効です。

普通に生活していればエレベーターのボタンやドアなど、不特定多数の方が触れる箇所に手で触れてしまうことを避けることは難しいため、帰宅時には消毒用アルコールでしっかりと除菌するなど、細かな気配りで予防することが出来ます。

また、オフィスや学校レベルでの集団感染を防ぐためにも、空気を乾燥させないように加湿器でおよそ40%から60%ほどの湿度に保つようにします。すると、喉の粘膜を保護しながらウイルスの活動性を下げることが出来るため、空気感染のリスクも大幅に減らすことが出来るでしょう。

このように昔からよく言われているような予防法ですが、これらを徹底することでインフルエンザはもちろん感染症や食中毒の対策にもなりますので、ぜひ日々の生活の中で徹底するように心がけて下さい。

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