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よく耳にする麻疹(はしか)って実は怖い病気! 原因と予防法を知る!

      2017/01/19

よく耳にする麻疹(はしか)って実は怖い病気! 原因と予防法を知る!

麻疹(はしか)ってどんな病気?

麻疹(はしか)というのは、ウイルス感染症の一種です。

麻疹ウイルスによって引き起こされる急性熱性発疹性疾患で、日本においては感染症法に基づく届出の対象とされています。

麻疹ウイルスは、世界保健機関がAからHまでの8群、22の遺伝子型に分類しています。

極めて強い伝染力があるため、死亡に至る合併症につながることも多いのが特徴です。

麻疹は、初春から初夏に流行しやすい病気で、さまざまな形で感染します。

1歳で感染する人が最も多く、6ヶ月から11ヶ月、2歳で感染する人が次に多いとされています。

最近では、ワクチンの抗体価低下による成人麻疹の増加も見られるようになり、20代での感染例の報告も多くなってきました。

麻疹(はしか)にかかるメカニズム、原因

麻疹ウイルスに感染すると、一定の潜伏期間を経てさまざまな症状が出てきます。

麻疹ウイルスに感染する経路は1つに限られていません。

空気感染、飛沫感染、接触感染など、多くの感染経路があるため、麻疹ウイルスに感染している人が近くにいると簡単に感染してしまいます。

免疫を持たない人が感染すると、ほぼ確実に発症します。

麻疹の場合、出てくる症状の順序や期間に個人差が小さいというのが特徴です。

母親から免疫が移行するため、生後9ヶ月くらいまでは発症しにくい状態です。

ただし、十分な抗体を持たないまま生まれてきた子どもの場合は、5ヶ月くらいで発症することがあります。

麻疹(はしか)の症状

麻疹ウイルスは10日~12日くらいの潜伏期間があるため、感染した直後に症状が出てくるわけではありません。

最初に出てくる症状は発熱で、続いて咳・鼻水・結膜炎などの症状があらわれます。

発熱すると、数日間は38度以上の高熱が続きます。

感染力が最も強いのは、この発熱の時期です。

その後、発疹が見られるようになり、39度以上の高熱が出ます。

また、口腔粘膜にコプリック斑と呼ばれる粘膜疹があらわれるのが麻疹の特徴で、粘膜疹の出現を確認することで麻疹の診断が下されることが多いようです。

発疹は部分的なものにとどまらず、徐々に全身へと広がっていきますが、数日くらいで回復へと向かっていきます。

麻疹(はしか)の治療法

麻疹には特異的な治療方法は存在していません。

対症療法が中心となります。

38度以上という高熱が出ているので、アセトアミノフェン、イブプロフェンのような解熱剤が投与されます。

咳や痰の症状がひどければ、鎮咳薬を用いたり、痰を切りやすくするための去痰薬を用いたりします。

結膜炎の症状に対しては、点眼薬を使用します。

また、輸液を行ったり、酸素を投与したりすることもあります。

細菌性の感染症が見られることも少なくありません。

その場合は、抗菌薬を投与することも必要です。

発展途上国のような地域においては、ビタミンAを投与することで麻疹による死亡率を下げることができるといわれています。

麻疹(はしか)は予防することが可能なの?

麻疹ウイルスに適した特効薬が存在していないため、予防することが最重要とされています。

麻疹ウイルスの予防としては、幼児期にワクチンを接種することが唯一の方法です。

1歳になったら、なるべく早い段階でワクチンを接種するようにしなければなりません。

ワクチンをきちんと接種しておくことで、万が一罹患してしまったとしても重症になるのを防ぐことができます。

1歳のときと小学校に入学する前の2回、定期接種を受けるのが一般的です。

地域によっては、麻疹ウイルスが流行していることがありますが、このような場合は生後6ヶ月くらいの段階でワクチン接種を受けることができます。

また、ワクチン接種を受けていない成人も、ワクチン接種を受けることが可能です。

麻疹(はしか)は何度もかかる病?

きちんとワクチンの接種を受けていれば、終生免疫を獲得することができるため、麻疹を発症することはないとされていました。

しかし、ワクチンを接種していても十分な抗体価を得ることができないケースもあり、発症する可能性があります。

また、麻疹にかかったことがあるからといって、油断することはできません。

免疫の状態というのは、常に一定ではなく健康状態や服用している薬などによって変化することがあるのです。

子どものうちに発症することが多いのが麻疹の特徴ですが、成人になってから発症するケースも少なくありません。

年齢を問わず、発症した場合は重症化する可能性があるため、注意が必要になります。

麻疹(はしか)で気をつけたい合併症について

麻疹は合併症を引き起こすことが多い病気なので、注意が必要です。

麻疹の合併症としては、気管支炎・肺炎・脳炎といった症状が目立ちます。

特に、肺炎や脳炎になってしまうとどの年代の人でも重症化する可能性が高く、死亡につながるケースも多くなります。

また、難病中の難病と言われるような病気を併発することもあるのが特徴です。

たとえば、亜急性硬化性全脳炎という病気が挙げられます。

この病気は、麻疹にかかった直後というより、かかってから数年が経過した頃になって、知能に障害が出たり痙攣が起こったりするものです。

根本的な治療方法が存在しないため、気をつけなければなりません。

 - 感染症・性感染症