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「薄毛」と「遺伝」の関係性について

      2017/01/19

「薄毛」と「遺伝」の関係性について

仕事先で頭を下げる時に笑いを堪えられている。年齢を高く見られる。薄毛が気になってくると、こんなことも被害妄想的に気になってくるのではないでしょうか。

最近では決して中年だけの問題ではなく、若年層でも薄毛(AGA=男性型脱毛症)に悩む男性が増えているのです。

薄毛と遺伝の関係性

薄毛においては様々な要因が語られ研究されていますが、やはり遺伝という要因を見過ごすわけにはいかないでしょう。

同じような生活、性格でも全く薄毛とは縁のないような人もいれば、ほとんど髪の毛が無くなっているような人までいるわけですから当然です。

そうなってくると、後天的要因だけで説明するのには無理があります。一般的な研究結果としては、目安として薄毛全体の25%程度が遺伝によるモノだと言われています。

こういう数値で出すと思ったより高いと考えるか、低いと考えるか微妙なラインなのかもしれません。

薄毛(ハゲ)が隔世遺伝と言われる理由

さて、よく薄毛(ハゲ)が隔世遺伝、つまり祖父の代から1代飛ばして孫の代へと遺伝するという説を耳にすることがあります。

これは事実なのでしょうか。

実はこの説は、母方の祖父が薄毛(ハゲ)だと孫も薄毛になりやすいという説と併せて考えると真実味を帯びてきます。具体的に考察してみましょう。

まず薄毛(AGA)は、男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素で強力な男性ホルモンである、ジヒドロテストステロンに変化することから始まります。そのジヒドロテストステロンが、毛髪の太さや成長に関わる毛母細胞の働きを弱化させることで、AGAが発生するわけです。

注意が必要なのは、5αリダクターゼという酵素の働きの強弱、ジヒドロテストステロンを中心とした、男性ホルモンに影響を受けやすいか否かの2つの要因によって、毛母細胞の働きが弱くなる度合いが変わってくることになります。

仮にどちらかが弱ければ、片方の要因が強く存在したとしても、薄毛にならない可能性が出てくるのです。逆に言えば、両方の要因が揃えば薄毛になる可能性は格段に高くなることでしょう。

問題はそこから、どうして薄毛が隔世遺伝と言われるかを更に考える必要があるわけです。それには、男性ホルモンに影響を受けやすいかどうかは、X染色体上にある遺伝子が関わっていることを前提として知っておく必要があります。

人間の男性はXYの染色体を持っていることはご存知かと思います。それに対して女性はXXという染色体構成になっています。つまり男性が受け継ぐY染色体は父親から、X染色体は母親から来ていることになります。

そうなると、必然的に母親は祖母からX染色体の1つを受け継ぎ、祖父からもX染色体の1つを受け継いでいることになります。つまり、ある男性を構成しているX染色体は、母親が祖父から受け継いだX染色体か祖母から受け継いだX染色体の内、半分の確率で祖父からのX染色体を受け継いでいることになります。

ここで、最初の前提である、薄毛には男性ホルモンに影響を受けやすいか否か、そしてそれはX染色体が関係してくるという2つの前提が絡んできます。つまり、祖父が薄毛の場合、男性ホルモンの影響を受けやすいX染色体を持っていた可能性が高く、さらに、その孫に該当する男性は半分の確率でX染色体を持っている可能性があるということです。

注意が必要なのは、女性は女性ホルモンの関係で薄毛になりにくいわけですから、これらの要素によって薄毛(ハゲ)が隔世遺伝している、或いはしやすいように見えるということになるわけです。

薄毛は遺伝だと諦めないこと

当然ですが、薄毛の要因としては25%と言われているわけですから、実際には他の要素(ストレスや不健康な生活など)の方が多い、もしくは大きいわけです。

そういう面では、しっかりと睡眠を取って毛髪を成長させることを意識した生活を行い、洗髪を丁寧に細かくすることや育毛剤などを予防措置として適切にしておけば、加齢による薄毛以外は対応できる可能性が高いといえます。

また、仮に遺伝的な問題で薄毛だったとしても、上記のような対応をしていれば薄毛の進行を遅らせる程度のことは可能でしょう。

それと、医師や薬剤師などの指導の下に、医学的な処方等で進行を食い止める事も有り得ますし、科学の進歩により劇的な改善策が出て来る可能性もあります。遺伝だからといって決して諦めてはいけません。

 - AGA(男性型脱毛症)