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ものもらいの種類「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」の症状・治療・予防

      2017/01/19

ものもらいの種類「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」の症状・治療・予防

ものもらいと呼ばれる目の症状は軽度なものでは比較的よく見られるものですが、膿が溜まるなど重症化することもあるので、万が一出来てしまった場合には適切な処置が必要です。

関西ではめばちこと呼ばれるこれら「ものもらい」ですが、ここでは麦粒腫と呼ばれる種類のものを見ていきましょう。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の原因

まぶたが赤く腫れ、かゆみや痛みが生じる麦粒腫ですが、その原因は細菌に感染してしまうことです。

主にマイボーム腺やまつ毛の根元に細菌が侵入し、化膿性炎症を引き起こしてしまうものですが、原因となる黄色ブドウ球菌等は特定の感染源のみに生息するのではなく、健康な人の体にもある常在菌です。

そのため、接触感染や飛沫感染で感染するという類のものではないのですが、寝不足や季節の変わり目など免疫力の落ちている時に炎症として発症します。

また、汚い手で目を擦ったり、不衛生なタオルで顔を拭くなどといった生活環境が要因となって発症することもあるので、頻繁に繰り返してしまう方はこうした生活空間に原因が発見出来ることもあります。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の症状

麦粒腫では上まぶたや下まぶたの一部が赤く腫れてしまうなど、目に見えて異常と分かる症状が現れます。

体感出来る症状としては、目のかゆみや痛み、さらにはゴロゴロするといった不快感など普段とは異なる様々な症状が表出します。

ごく軽度の場合にはこうした初期症状で治まるのですが、稀に重症化した場合には痛みや腫れが強烈なものになっていきます。さらに腫れた箇所に膿が溜まってしまうことがあり、時間が経過すると破裂することがあります。

また、ごく少数の例ですが膿が溜まったことにより切開が必要になるほどの症状が見られることがあるので、初期症状のうちに炎症を抑える事が大切です。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の治療法

麦粒腫は細菌感染が原因なので、治療では主に抗菌作用のある点眼薬を用います。また、まぶたなど皮膚には軟骨などを塗布して治療を行うことがありますが、場合によっては内服薬の抗菌剤も用いられるなど多方面からアプローチして治療が行われます。

基本的にはこうした細菌を消すという治療で完治するのですが、生活環境や目を擦るなど悪習慣が継続している場合には、完治に至らず稀に重症化することがあります。

前述のように重症化して膿が溜まってしまった場合には切開などを行い膿を排出するという治療も行われますが、通常は点眼薬や軟骨での治療が可能な病気です。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の予防法

麦粒腫は健康時にも鼻や喉などに生息する常在菌なので、感染を予防するためには目にそうした細菌が付着しないようにすることが大切です。

手で目を擦ると当然手にいる細菌が目に付着しますし、まぶたや眼球を傷つけることになりますので、予防としてはこうした日々の生活習慣の改善が必要です。

また、普段コンタクトレンズを使用している方は、コンタクトレンズに付着した細菌が麦粒腫を引き起こすことがありますので、規定の使用期限を守り、コンタクト洗浄液で常に清潔に保つことが大事です。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は他人にうつる?

麦粒腫は「ものもらい」と呼ばれることもあるので、他人にうつってしまうとよく誤解されますが、誰の身体にでもある常在菌が原因となっているため、伝染病のように人から人へうつることは基本的にはありません。

そのため、空気感染はもちろん多少の接触でも接触感染や飛沫感染の心配をする必要は無いのですが、注意が必要なのは「はやり目」との区別です。

麦粒腫と似た症状を持つ「はやり目」には流行性角結膜炎などがありますが、これは他人へと感染します。そのため麦粒腫であると判断出来るまではこうした感染に気を使う必要があります。

一般的な「めばちこ」や「ものもらい」では他人にうつる心配はありませんので、必要以上に神経質になることはないでしょう。

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